7242☆優駿牝馬(オークス) | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.10

7242☆優駿牝馬(オークス)

桜花賞が終わった時、オークスはサトノレイナスで逆転すると思った人は多かった。私もその1人で、同馬がダービーに挑戦すると聞いてがっかりしたのは事実だ。ダービーは想定段階で登録予定馬が少なく、そこに目を付けたのか、今年の牡馬相手ならイケると踏んだのか、サトノレイナス陣営はダービーへ矛先を向けた。結果がどう出るかは来週まで待つとして、オークスの目玉の1頭が消えたのは間違いない。

桜花賞はソダシが着差以上の快勝で白毛馬として初のクラシック制覇。これまでも与えられた課題を次々とクリアしてきたが、超高速馬場も克服してこの馬のポテンシャルの高さを示した。跳びが大きく元々はオークス向きと言われた馬であり、今回も勝ち負け可能だろう。距離延長が最大の課題になるが、現時点での完成度の高さで距離は克服できるもの。それは、桜花賞組が毎年強いことで証明されている。
 とは言っても、やはり距離延長は気になる。クロフネ産駒は芝2400はおろか、芝・ダート問わず2000以上の重賞未勝利。重賞40勝(芝37勝、ダート3勝)はすべて1800以下だ。ソダシ自身も芝1800の札幌2歳Sで強い勝ち方をしており、距離適性に不安が残る。確たる逃げ馬不在なのでスローの瞬発力勝負なった場合も懸念材料だ。

距離適性ならば、母系に長距離を得意とするメジロ血統を持つクールキャット。距離延びたフローラSは好位追走から上がり33秒4の末脚(上がり3位タイ)で快勝した。今回はルメールは乗らないが武豊なら役不足ではないだろう。マイナス材料は500kg以上の大型馬の不振だ。レースで少しでも絞れていれば。

ルメールはアカイトリノムスメに騎乗する。ディープインパクトとアパパネの血統はソダシに劣らない話題性があり、東京芝も3戦3勝で得意だが、この馬はソダシと同じ金子馬。馬主の意向はわからないが、どちらが勝てば盛り上がるかは一目瞭然。GⅠはガチンコ勝負と言われるが、ルメールも喧嘩を売ってまでソダシを負かしに行くことは考えづらい。もし仮に勝ってしまったらKYジョッキー確定だ。w

サトノレイナス回避が決まった時点では、ステラリアがサトノに替わる本命候補だったが、与えられた枠はよりによって大外枠。大外18番枠は過去10年で2着1回が最高で他はすべて掲示板外。7回は二桁着順に沈んでいる。データ上は厳しい。

調教で目立った馬はニーナドレス。先週は栗東CWで3頭併せで7ハロン追い。2頭を追走して鞍上のゴーサインで内から一気に突き放した。時計も5F66秒5、ラスト1F11秒5とキレた。友道厩舎が1週前にビッシリ追うのは買いのサインだけに注目。成績も2戦2勝でソダシと同じ無敗馬。侮れない。

他にも伏兵揃いで何が来ても驚けない。馬券は手広く買いたい。



【結論】
◎クールキャット
○ソダシ
▲ニーナドレス
☆ステラリア
△アカイトリノムスメ
△ユーバーレーベン
△タガノパッション
△アールドヴィーヴル

単勝◎
馬連◎ながし
3連複フォーメーション
◎―○▲☆―○▲☆△△△△