私は牧師の娘② 罪に悩んだ子ども時代 | 牧師の娘、クリスチャンをやめて見つけたもの

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夫と2人の娘と暮らすアラフォーママ、牧師家庭で育った宗教二世です。

私は牧師の娘。

いわゆる宗教二世です赤ちゃん


これは、私にとって「当たり前」だった世界が変わるまでの記録です。


ちなみに、私が言う「キリスト教」とは、私が経験したキリスト教に過ぎません。



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↑前回はこちらニコニコ




両親が神学校を卒業し、

私も小学生になって、晴れて外の世界に飛び出しましたランドセル


私の住んだ家は、教会兼自宅でした。

それもあり、家ではテレビ、漫画、ゲームなど、

いわゆる娯楽なるものは、

「神様から心を遠ざけてしまうもの」

「教会に世の中のものを入れてはいけない」

という理由で禁止されていましたバツレッド



私にとって特にキツかったのは、テレビを見せてもらえないことショック

小学生の会話なんて、今流行ってるテレビの話ばかり。

友達の楽しそうな話にまったくついていけず、

悲しい思いをたくさんしましたショボーン

家にテレビがない人なんていないし、

恥ずかしくてよく嘘をついて、話を合わせていましたガーン


嘘をついた後は、私は嘘つきだから地獄に行くアセアセという恐怖で、急いで悔い改めの祈りをしました。



地獄が怖くて仕方なかった私は、

そのうち「罪」というものに非常に敏感になっていきましたアセアセ



父親は、

「心に一点の曇りもないようにしておきなさいイエローハートキラキラ」とよく言っていました。



それで、小学生だった私はおかしくなりましたガーン



少しでも心に罪があったら地獄に堕ちる!

その恐怖から、

私の心に1ミリでも罪がないか確認することに必死になり始めたのですもやもや



例えば、道端のほんの小さな石ころがつま先に当たって跳ね、近くの車に当たった時。

車が傷付いたかもしれない。

黙っていたら罪になるのではないか。

持ち主に謝りに行かないといけないガーン

と思い込む。



それから、心にふと「汚い言葉」が浮かんだ時。

口に出したのではなく、浮かんだだけでも、

こんな言葉が心に浮かんでしまったのだから、私は罪を犯したのだガーンと思い込む。



そういった具合に、どんどん神経質になっていきましたゲロー



罪を犯さないように、

私はできるだけ何もしないように、

何も考えないように、

そう行動するようになりましたもやもや



物を汚したり傷付けたりしないように、

とにかく、人の物に触らないようにしようアセアセ

お店では、商品を触れなくなりましたもやもや

私が触ったことで商品が傷付いたかもしれない不安から、欲しくないものでも買ったこともありましたタラー


変な言葉が心に浮かびそうになったら、

急いで他のことを考えたり、わざと体を動かしたりして、その言葉が心に浮かばないようにしましたアセアセ


あの頃の私の行動はだいぶおかしくなっていたな、と思いますタラー



いつもいつも「あれは罪か?これは罪か?」を考えるようになり、

頻繁に父親のところに行っては、

「こういうことがあったんだけど、大丈夫かな?謝りに行った方がいいかな?これは罪かな?」と確認するようになりましたもやもや



父親が、「それは大丈夫だよ。謝りに行かなくていいよ。罪じゃないよ。」と言うとすごく安心し、悩みが消えましたぼけー

しかしすぐにまた、次の罪の悩みに襲われました。そしてまた父親に大丈夫か聞きに行くのでしたアセアセ



あまりにもしょっちゅう確認に行くので、しまいには、父親に、「めーちゃん、もっと堂々と生きなさい」と言われましたタラー




いつも罪探しに忙しく、常に悩みがあって、心から楽しいと感じることがありませんでしたもやもや

小学生時代は、しょっちゅうお腹を下しましたガーン




そんな私も、中学生になると、物にぶつかったくらいの些細なことは大丈夫!と思えるようになりました照れ



高校生、大学生になると、学校行事、好きな人、友達、部活など、青春の楽しみが私の悩みを覆い隠すようになりました。

私も地獄の不安を意識的に頭から振り払うようになっていきましたニヤリただ単純に青春を楽しみたかったのです。



でも家で一人でお風呂に入っている時など、

ああ、私の好きな人も、仲の良い友達も

みんなクリスチャンじゃないから地獄に堕ちてしまうのかと、度々とてつもない恐怖に襲われましたガーン


心の底から、お願いだから未来が来ないでほしい。時間が過ぎないでほしいといつも思っていました。






続きはまた書くことにします鉛筆