羽生くんは強かったね。

凄かったよ。

4回転にミスが出た時、ああっと心配したけど、その後のリカバリーが凄くて。

3Aは当たり前のように成功だし、その後の3-3も今季初って位に綺麗な軸で。

失敗した後の羽生くんは逆に強い。
心が折れるのを見たことない。

最初に失敗したらリカバリーしようと頑張り、
最初に上手くいったら波に乗って後半も頑張れる。

そんな人に誰が勝てるんだ。

しかも、本人はノーミス狙っていたんだって。

こっちは心配しすぎで速報さえ終えなかったのに。
そのくらい心配していたのに。
本人はやる気満々だった。

でも、調子はやはり悪いらしい。
それは本人も自覚していた。
ただ、羽生くんはちょっと調子が悪いくらいの方が本番では上手くいく。
調子がいい方が実は心配。

それでも今回は試合勘が全然なくて、すごい緊張したんだって。
6分間練習も試合までの時間もどうしたらいいのかわからなかったって。
それであの結果なんだから、何も言えないよね。

実際、ふだんの羽生くんにしてはいい出来ではなかった。
綺麗に飛べるはずの4Tにミスが出たからね。

でもその後の気迫が凄かった。
終わった後、ぞくぞくしたよ。
理屈ではなく、気持ちが伝わる演技だった。

GPFの楽しんだとはまた違う意味での楽しんだ今回。
最後のポーズで手をぐっと握り締めた時、ただならぬ何かがその場を支配したよね。

みんなが息を飲み、演技に魅入っていた。

やはり羽生くんは稀有な存在だね。
今までにない選手だし、スケートの神様がスケートさせるために作ったとしか思えない。

フリーも楽しみです。
優勝も連覇もどうでもいい。
もはやそんな次元の話ではない。
ゆづが納得できる、みんなに見せたいいい縁起をして欲しい。

そして、崇ちゃんとむらっちはとにかく順位を一つでも上げて。
失くすものは何もないのだから、倒れるまでやってくれ。
少なくとも、パンクはしないで、むらっち。
転んでもいいから、回りきってくれ。
枠取りは最低限、自分たちの使命だとそこは頑張って。