ドア・ツー・ドアで30分圏内にある小劇場のジャズピアノライブに出かけた。
秋吉敏子や上原ひろみ、小曽根真などのライブが楽しかったので、初見の山中千尋に期待していた。
ハスキーでか細い声、地味なパフォーマンス。
ベースとドラムスの方が目立つ舞台だ。
緑文化小劇場に合わせた緑色のドレスはよく似合うが。
超満員だ。
近場だし、リーズナブルなので、シニア客が目立つ。
歌も1曲。
可愛らしい歌い方だ。
上原は、ほぼ毎年聴きに行くが、沸き立つような躍動感がある。
観ている間中、幸福感に満たされる。
公演が終わっても、演奏についてずっと語っていたくなる。
秋吉も小曽根も、大満足だ。
なのに、山中は静かで予想外だった。
演目もそう。
派手な曲は、故郷の八木節ぐらいだ。
ビバリー、胡桃、ジングルベル、異邦人、ユー・ガッタ・サンシャイン、小鳥のキューちゃん、スペイン、スニーカーブルース、ソーロンリーなど。
アンコールを含めて10曲、2時間足らず。
何だかなあ。
次女の知人のジャズライブに行っても、盛り上がりすぎて、いつもエンドレス状態だ。
山中は大人向きなのか?
私はミーハーなので、もっと派手なステージがいいな。
クラシックもそう。
見映え、聴き映えのする公演がいい。
訳の分からない曲は苦手だ。
小雨の中、食い足らないまま、家路についた。
まっいいか、こんな時もあるさ〜。
