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てっきり姑は秋で故郷の九州へ戻り
夫は転勤願が通るまではこちらで
一人暮らしか
もしくは舅と暮らすのかと
思いきや
あまりの落ち込みようから
一人で置いておくと
自殺してしまいかねないと
心配になった義母は
息子ひとりを残して郷里に
帰るわけにはいかないということで
さりとて
いまの単身用住居に
息子とふたりは
手狭過ぎて無理なので
ふたりで住めるマンションを探して
転居することになったとのことでした
夫の荷物を洗いざらい
義母宅へ送り込みたかったのですが
もうこれ以上は入り切らないから
転居後にしてほしいと言われてしまい
中途半端に荷物が残ったまま
ストップしてしまいました
大きな家財以外に
こまごまとした家財について
パソコンやプリンターは夫に
とか
うちに置きっぱなしの自転車は
どうやって引き上げるかとか
車の保険は年払い
してしまっているけど
車の名義人変更後
どうするかとか
NHK受信料も
年払いしちゃってるけど
転居先に持っていかれるのか
こちらで受け継がせてもらえるのか
とか
そんな細かな打ち合わせは
さすがにグループLINE
というわけにいかず
1対1LINEでやりとりして
決めていかねばなりません
夫はこれまで
私に対してはお金を
出し渋ったことってなくって
今回も金銭面ではかなり
私に良いように
計らってくれています
生命保険なんかも
受取人は私のままに
しておいてくれるそうで
姓の変更手続きをした上で
出来るだけのものは
残してあげたいと
言ってくれています
しかし
夫の親戚らは周りに
医師になった身内が
一人もいないものだから
医学部進学=数千万超え
の費用がかかるものだ
というイメージを
持っているので
これまでにかかった学費や生活費を
嫁に返還するよう請求しろ
と夫に言って来ているそうです
私と娘がどれほど切り詰めて
節約に節約を重ねて
最小限の費用で医学部へ
進学させたかなんて
親戚は知りもしないのです
中学受験塾の受講費も
かなり厳選した受講の仕方しか
しませんでしたし
セット受講しか不可であれば
受講せずテキストのみ購入して
自宅でさせたり
相当変な受講の仕方しか
させませんでした
きっと友だちらからは
変な目で見られたと思いますが
それをものともせず
6年生の秋以降に上位に躍り出て
周りの注目を浴びました
コピーを取る時は必ず
裏紙(わかります?)を使い
文具も最小限しか買いませんでした
洋服も通販で安くて上品なものを選び
できるだけお金がかからないように
していました
中学時代は塾なしでしたし
高校からの鉄緑会は
夫が反対したので
見兼ねた実家の父が鉄緑費用は
負担してくれました
家庭教師や個別指導なんて
もってのほかでした
娘が優秀だったからこそ
できたことではありましたが
予備校の特待生枠を利用したり
極力お金をかけずに
進学できるように
がんばってもらいました
大学は年間53万円✕6年間
と保険料と同窓会費用ぐらいです
大学生活の生活費は
娘が自身でアルバイトした稼ぎから
捻出していました
だけどそんな内情を知らない
親戚からは
教育費・養育費を返還させろと
言われていると聞いて
私は思わず言いました
そんなふうに言われるなら
やっぱり22年前
私が破談を申し出た時
あなたは親戚からお祝いをもらってしまった手前、もう結婚を取りやめにすることはできないなんて言ったけど
やっぱりあの時に結婚そのものをやめておくべきだったと思ってしまうわ
と言いました
すると
夫はこう言いました
事実は、夫婦として 僕とえるが現実を見て暮らしてきたからね。
誰がなんと言おうとも、僕とえるが真実だから。
親戚の手前、針の筵で7キロも痩せてしまったってことが言いたかったんだ。
もっとLINEしていたいけど
からだじゅうに発疹が出て熱も出てきているからもう休むね。
おやすみ。
こんなやりとりの何がいいのか
ちっともわかりませんでしたが
少しでも私と話していたいらしい
ということはわかりました