私がフォローさせて頂いている
ブログで医学生の一人娘さんが
お母様にずっと死なないでほしいと
おっしゃるというお話を読んで
娘も似たようなことを
ずっと言っていた時期があったのを
思い出したのです
まだ無邪気な小学生だった娘から
「おかあさま
一緒に長生きしようねっ」
」と
脈絡なく突然言って来られて
たしか２分の１成人式の
メッセージカードにも
書いてくれていたと思います
当時私は
いろいろ絶望的な気分で
生きていて
娘を育てるために嫌でも
生きていなくてはいけないと思って
耐えていた時期だったので
生きることは苦しみであり
娘を育てるという目的がなければ
できれば早く人生を終えたい
と思っていたので
本当は全然長生きなんて
したくなかったのですが
屈託ない笑顔で
長生きしようねと
と言われるので
「う、うん」
」と力なく笑って
答えていました
そのエピソードは
娘もよく覚えていて
当時の自分の中での価値観として
長生きこそ最良であると
考えていたそうで
のちに成長して
私の苦しみを知り
長生きしたいとは
到底思えなかった気持ちを
理解してくれましたが
娘は
もし母が死んでしまったら
自分は悲しくて
生きていけそうにない
母のいない世界で
生きていくなんて無理
母が死んだら
自分も１秒後に死にたい
いや、やっぱり
死ぬのを見るのがつらいから
母が死ぬ１秒前に死にたい
とか言っていました
これは結構高校生や
大学生になっても
言っていました
ひとりっこだから
私のことは親でもあると共に
なんでも話し合える親友でもあり
いろんな運命を一緒に
乗り越えてきた戦友でもあり
精神的な支えなのでしょう
でも
いつのまにか
私も強くなっていて
早く人生を終えたいなんて
思わなくなっていて
今では
娘のこれからの活躍を
ずっと見守っていたいし
娘が産む子どもの成長も
見届けたいし
ずっとずっと
元気で長生きしていたい
と思うようになっていることに
気がつきました
30代のころに
「私は長生きなんて
したくないんです」と
50代の人に話した時に
「それはあなたが若いからよ」
と
言われたことがあって。
年齢と共に生きることへの
執着は増すのだと。
そういうものだろうか…
自分が長生きしたいなんて
絶対思えるようになんて
ならないだろう
と思っていましたが
50代になった今
長生きしたいと思うように
なっているので
もしこれを読んでいる
30代の悩めるママさんが
いらっしゃるとしたら
いつかこんなふうに
変わる時が来るよと
伝えたくて
