私は長い間自分の顔が大嫌いでした
自分の写真を見るのが
耐え難い苦痛で

小学校高学年からは
写真を撮られるのも
大嫌いになっていました

父は一眼レフカメラを趣味で持っていて
子どもたちの成長の記録を残すのも
好きだったようなのですが

カメラを向けられると
私があからさまに嫌な顔をするので
私の写真だけ三姉妹の中で
極端に少ないです

もちろん私が生まれたての頃は
私の意志なんか関係ないので
妹が生まれるまでは
まんまるおめめで可愛い顔して
写真に写っています

3歳ごろまでの写真なら
妹たちよりもたくさんあります

でも物心ついたあたりから
私の写真は少ないです

長年、自分の写真を見るのが嫌で
とてつもなく醜く思えて
小6~中学生ぐらいの時は
学校で撮影された
自分の写った写真なんかは
自分の顔を
黒く塗りつぶしたりしていました

病んでますね~

小学校の高学年のある時
学校行事で
縄跳びを
どれだけ長く跳び続けられるか
という競技大会があって

私、例によって運動得意なので
その時の大会でも
たぶん1位2位を争う長さで
跳び続けてました

勝ち残り戦なので
全校?生徒が見守る中
ずーっと跳び続けるというものです
滝汗

その時にカウントしてくれる
上級生(女子)が2人1組付くのですが
どの子に付くかは
特に決められていなく
自分で選んだどの子でも良い
というような緩い設定で

その時に
その2人組が
「私この子がいい!かわいいから!」
と言ってくれたんです
びっくり


(え…私、かわいいの??)

すごく驚きました

でも
きっと聞き間違いに違いないプンプン
自己肯定感が低い私は
すぐに打ち消しました

でも
こんなに40年近く経っても
覚えているってよっぽど
うれしかったんでしょうね

結婚して
娘を出産して
娘から無条件の愛を
感じられるようになって

娘が私を可愛い可愛いと
言ってくれるようになって

やっと自分の顔写真も
見ることができるようになりました

長い間見ることさえも恐ろしくて
避けてきた小、中学生
高校、大学の頃の写真、
最近になってようやく見る気になれて
見てみたら不思議なもので
昔はあんなに醜く思えていたのに

今見てみたら
意外と綺麗な顔で写っているのです
キョロキョロ

同じ写真のはずなのに
あんなに醜く感じていたのに

育児によって自信がついて
自分の気持ちが変わって
自分を肯定できる気持ちが
少し持てるようになってから
見てみたら
全然フツーの写真だったことが
とっても驚きで

摂食障害に陥る思春期の子が
自分に対する間違ったイメージを
持ってしまう時って

もしかしたら
こんな感じなのかも知れない
と思いました

私は食べることも好きでしたし
小学生~中学の頃はガリガリでしたし
あまり太っているか
痩せているかには
執着がなかったので
摂食障害という形では
現れませんでしたが

写真(醜形)恐怖症という状態には
陥っていました

無害ですが

大人になって自分で自由に
お金を使えるようになったら
整形するんだプンプン
と思っていましたが
結局しないまま今に至ります

思春期には誰しも
よくあることでしょうが

大人になってからもかなり続いて
子どもが社会人になる頃にようやく
呪いが解けたようなケースです