実家居候時代のエピソードを
もうひとつ
私の父は子煩悩で
私たち娘が幼い頃は
8ミリビデオで
娘たちの成長の記録を
撮影してくれていました
その要領で孫のことも
成長の記録を残そう!と思い立ち
ハンディカムビデオを購入してきて
意気揚々と毎週のように
休みの日ごとに
撮影してくれていました
父も大学卒業後
まもなく父親になっているので
当時まだ50そこそこ
仕事で責任ある立場にあり
訴訟なども抱え
心身ともに
疲労困憊の時期だったろうのに
娘(孫)のことを
よく面倒見てくれました
娘は歌ったり踊ったりも好きで
自ら作詞作曲した歌を歌いながら
飛んだり跳ねたり踊ったり
ビデオを撮影してもらうのが
大好きで
アイドルになった気分で
いたようでした
そんな楽しい日常の映像の中に
母の教育ママ根性が
写り込んでいる
ワンシーンが
○ちゃん、
ほらほら、
早くやらなくっちゃ
ほら、
どうしてしないの
ほら、
どっちが早いか
競争しなくっちゃ
これを見た瞬間
💀
うわぁ〰️これよ、これ
どんな小さな
どうでもいいことでも
この何時なんどきも
人と競わせようという
この競わせ根性
これを四六時中され続けて私は
人と競うのに疲れきって
こんなふうになってしまったのよ
ここに諸悪の根源を見た
と思いましたね
☠️🏴☠️
でも娘は母の
このケシカケに対して
きっぱりと
いやだ
どうしてよぉ
だってイヤだもん
ほらほら、
早くしなくっちゃ
イヤだもーん
イヤだと意思表示していました
しかも言い方がカワイイ
私もこれが出来ていれば
今こうはなっていなかったのかも
知れません
イヤだと言えず
我慢して言いなりになり続けて
思春期を迎えたある日
爆発して
手に負えないキレ方をして
近所じゅうに響き渡るほどの大声で
母と怒鳴りあいの喧嘩をして
「この子は本当に扱いにくい子」
と
見捨てられることに
そして
あったかも知れない才能も
なにひとつ開花せず
今に至ります
もしかすると
読者の方の中には
お子さんが私みたいなタイプで
本当はイヤなのにイヤと言えず
フラストレーションを
溜めまくっていて
大好きな親を喜ばせたい一心で
親の望むことばかりをしてきたのに
どんなにがんばっても
ハードルが上がるばかりで
報われない思いになり
ある日突然ドカーン🌋と
爆発して
手に負えない子に
豹変してしまうことだって
あるかも知れないので
素直に聞くから
大丈夫と過信せず
時々立ち止まって
本当にこれでいいのか
自問自答する機会を持てると
いいかも知れませんね