愛しさの雪が積もる
心の球根の上に
しんしんと
しんしんと

ゆっくりゆっくり
高さを増して
思い重みで
固くなる

じっとただ耐えている
一人きりで待つことを
ただ今は眠り続けている
寂しさに埋もれて


やがて微かな熱が
雪を溶かし始める


一つに溶け合い
固くなった愛しさは
次の冬まで凍らせたいと
春の芽をまだ隠したままで
太陽から目を背けたままで

白い思いの塊に
自分の姿を重ねました
しんしんとまだ
止まない雪を
凍えた肩に積もらせて


やがて春の暖かな手が
積もる雪を払ってしまえば
愛しい思いは溶けて消えるでしょう
寂しい雪は溶けて消えましょう

思いはどこにも行かず
次の冬まで眠るのです

愛しさ積もらせ眠るのです