何回も思い出して
絵に書いてみるけど
鮮やかな色は記憶にしかない
うなだれているのは僕だけで
あたりは一面夏一色
吹き抜ける風が
肌にまつわりつく
何時間、拳を握っただろう
汗と涙の区別がつかなくなった頃
彗星が駆け抜ける
サラサラと白い尾を残し
彗星が駆け抜ける
過去と今の間に
繰り返し過ぎた夢物語
次第に薄れて
新たに始まるお伽噺
無駄な物ばかりで
何回も思い出して
言葉にしてみるけど
確かな言葉はその時にしかない
うつむいているのは僕だけで
あたりは真っ白雪化粧
乾いた風が
肌に突き刺さる
時々僕は夢をみる
年をとらない人間になる
そんな夢が醒める度に
彗星が流れ落ちる
まるできれい月の涙
彗星が流れ消える
寂しさの引力に引かれて
蒸し返し過ぎた夢物語
今夜も聞かせて
新たに廃れるお伽噺
寂しさを紡いで
彗星が繋いでいく
こんな優しい星の喪失
彗星が繋いでいく
君の寂しさと次の寂しさ