君の色はいつも艶かしくて僕を虜にする

口に含むだけで
柔らかな膨らみを感じる事が出来る

舌先をそっと充てるよ
まるで痺れを焦らすかのように

君はそれを待っている
無数の泡で先端を焦がす


潤して欲しい
君の歴史で
甘酸っぱくて苦い
君の雫で
慈しんで欲しい
君の涙で
愛と死の他には
何もないから



君はいつも悲しくて僕の目を奪う

微かになぞる舌先に仄かな痺れを残す

吐息と狂気で耳を犯して

静寂の寂しさが聞こえないようにして



吸い上げて欲しい
君の唇で
吐息を漏らし悲鳴をあげる
その唇で
涙して欲しい
その優しさで
愛が無ければ
生きていけないから