まだ暑い夕暮れ
空に薄く青みがかって
白い三日月が輝く頃
暗がり始めた空に大きな花火があがるよ

二人で見ていた暗くない空
丸い大きな大輪の花
一つだけ音をたてて
静かに散って消えていく

まるで君と同じだね



君の傍に行きたくて
手の平の感触を思い出す
どんなに涙流してみても
湿った空気に混ざるだけ

風が乾かしてしまうだけ



細い記憶の線を辿る
あの場所はどこだっけ
緑の薫りにむせかえる
細やかな雨が君の髪を潤わす

君の潤いは今も乾かないね


どんなに強く握っていても
弱まる鼓動を止められなくて
ひたすらに海に叫ぶけど
たださざ波を繰り返すだけ

風がかきけしてしまうだけ




言葉で全てを伝える事は難しくて
だけど言葉にしなきゃ伝わらなくて
どんな言葉ならしっくりくるかな
愛してるとしか言えなくて



行きたいよ行きたいよ
今すぐ君のいる場所へ
会いたくて会いたくて
君の笑顔をいつも見たくて

どんなに強く願っていても
君の傍には行けなくて
消えてしまった花のあとに
残る影は君ですか

風に混じる声は君ですか




まだ暑い夕暮れ
空に薄く青みがかって
白い三日月が輝く頃
君を傍に感じるよ


さぁ、もうすぐ花火があがるよ