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クオ・ヴァディス
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QUO VADIS・・・・・・?
(主よ、どこに・・・・・?)
時は、イエスキリストが磔刑に処され、3日の後に復活した後の頃の話し。
暴君ネロが支配するローマを舞台に、主人公はローマ人の男。
地位の高い若者で、詩や絵画よりも戦争の方が向いている、精悍な青年。
叔父は、ネロのお気に入りの、快楽と美と芸術を愛す、粋人。
しかし、ネロに賛辞を送るのは、最悪なその趣味の悪さに対する本音を交えつつも、それを詭弁と詩的表現を交えて最高の賛辞に変えてしまうという方法によってだ。
ある日、青年は世話になった家に人質にされていたある国の姫に心奪われてしまう。
叔父に相談し、ネロの計らいを得て、快楽に耽る饗宴の最中に、暴力によって女を手に入れようとする。
しかし、拒まれ、再三再四の計略も、姫の奴隷の腕力も手伝って、潰えてしまう。
そんなある日、意地汚い哲学者が、逃げた姫の居場所を告げる。
礼の金貨を与え、案内させると、そこにはキリスト教の集会が行われている。
当時のローマは、新興宗教のキリストの教えはナンセンスであり、また異教として禁じられている。
ネロの権力に陰りを指すものとしても、弾圧されている。
また、享楽に耽る事を善とする当時のローマで、禁欲的なキリスト教は、何よりナンセンスだ。
しかし、力ずくで奪おうとするがやはり失敗し、みずからも傷を負ってしまう。
しかし、そのキリスト者の家で看病を受けるようになった主人公は、キリストの教えにも若干のシンパシーを感じるようになって、やがて、2人は愛し合うことを許される。
ペテロなども自らの師キリストを想起して、キリスト教徒を弾圧するローマ人を、愛を持って許せと説くのだ。
しかしやがて、ネロはローマをみずからの芸術のために放火する。
その混乱と恨みの矛先を恐れ、キリスト者に罪を着せる。
コロッセウムでライオンの餌にして食いちぎられたり、火炙りの刑にされたりと、キリスト教と迫害が始まる。
若者の愛する姫も捕らえられ、いくら叔父の知恵を絞っても、その救出は困難を極めるが・・・・・・・・。
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まぁ、あらすじはそんなところです。
いわずと知れた、シェンケービッチの名作『クオ・ヴァディス』の映画版。
いや、ドラマだったのかしらね?
上中下巻それぞれに、2話ずつ入っています。
だから・・・・全6話?
シェンケービッチは、シェンケビチ、とかシェンケ―ビチとも表記されますが。
たぶん、ノーベル賞受賞の人かな?
(ノーベル賞作家、以外に面白いんだよねこれが ←失敬だ)
原作、クオヴァディスも、クオ・ワディス、クオ・バディスとか表記されますが。
一言でいえば、キリスト教の伝道小説みたいなものです。
主人公の、乱暴と享楽に耽る若者が、キリスト教に出会い、改宗し、幸せになるという。
しかもキリスト教徒は、もりもりネロやローマ人に虐殺されて、殉教者になりつつも、その教えを貫きますからね。
でも、それだけでは終わらない「深さ」があります。
自分も聖書は世界で一番売れている「本」だと聞いて、読んだことありますが。
「右の頬をうたれたら左も差し出せ」
とか言われてもピンとこないし、正直者が馬鹿を見るという感じですが。
このラストでの、キリスト者の火刑と、意地汚い哲学者のシーン(見ればわかる)とか。
タイトルにもなった、ラストらへんの「クオ・ヴァディス」(主よ、どこへ行き給う・・・・?)などのシーンは、号泣ものです。
なんだか、
失われてしまった人類一般の尊いものを、無理なく描いている作品。
古い映画(ドラマ)で、未だに存在し、DVDにまでなっているという事にも、この作品の説得力があると思います。
キリスト教に興味がある人にも、
ローマ時代とかに興味がある人も、
また、古いドラマに興味がある人も。
お試しあれな、作品です。
ちなみに、セネカとか出てくるし、おねーちゃんのおっぱいが見放題です(おい)
だって、ローマ人基本露出狂だし。