ベロニカは死ぬことにした
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ベロニカは死ぬことにした。



すべてを手にしていた。


若さも、美しさも、素敵なボーイフレンドも。


堅実な仕事について、裕福な家庭にも育った。



でも、どこかに欠落感があった。


ある朝、ベロニカは死ぬことにした。


睡眠薬を大量に飲んだ。



しかし、目覚めるとそこは精神病院の中だった。


狂人たちの間で暮らす。


ヴィレットという名の病院だ。


ここは、外の社会的世界から、切り取られた空間。


そして、彼女は自殺未遂の後遺症で、残り数日となった人生を狂人たちと過ごす羽目になったのだ。



自分の人生の終わりくらい、自分で決める。


ひそやかに決心したベロニカ。


原色の狂気の中にちりばめられている生の真実のかけら。



ベロニカの中で、「人生」の秘密がその姿を現わし始めていた。







・・・・・・・・・・と、これは原作版のダイジェスト。


原作和訳は角川文庫からの『ベロニカは死ぬことにした』


パウロコエーリョの作品です。



この人は、『アルケミスト』や『星の巡礼』で有名なブラジルの人。


有名っていっても、いわゆる〈精神世界〉とか、〈魂〉みたいな棚の有名人という位置づけ。


でも、一方で、これは精神世界というジャンル無視でも、読める。



ベストセラーになったんですよね、外国でも。





とまぁ、原作のことはこのくらいにして。


だからこれはブラジルの話しなんですが、それを日本にパラレル下のが、子の映画。




タイトルからして、重いし暗そうで、TUTAYAで借りにくいかもしれませんが。


でも、実はいい作品。(若干エロいが)




自殺や鬱、無気力という毒が全身に回る時、それを根本的に癒す薬は、自己の死を見つめて、その倦怠という毒を生み出したそれまでの自分を偽った生き方を見返すことにしかないのだという、結構現代人ならどきりと来る作品じゃないだろうか。