生きることが重苦しいというある男性が、人生の師匠のもとを訪れて、こう言いました。
 
「とても苦しくて悩んでいます。どうか幸せになる方法を教えて下さい。」
 
師匠は庭にいて、「今は花の世話をしないといけないから、私のかばんを少しの間、持っていてくれないか」と言いました。
 
彼は師匠のかばんを受け取り、持っていると、最初は重くなかったかばんが、次第に重く感じられるようになりました。
 
こらえきれずになった彼が聞きました。「このかばんを、いつまで持っていないといけないのでしょうか?」
 
 
 
 
その言葉に対して、師匠は「え??重たかったら下ろせばいいのに、今までずっと持っていたの?」
 
 
 
その瞬間、彼は悟りました。
 
幸せになりたいのなら、このように重たく抱えているすべてを下ろせば良いということを。