28日、阪神競馬場で行われた

第61回宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m・1着賞金1億5000万円)は、

4コーナーで持ったまま先団の取り付いた

北村友一騎手騎乗の2番人気

クロノジェネシス(牝4、栗東・斉藤崇史厩舎)が、

直線で先頭に立って一気に後続との差を広げ、

直後から追い上げていた

6番人気キセキ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)を

最後は6馬身差突き放して優勝した。

勝ちタイムは2分13秒5(稍重)。(netkeiba)

 

  さらに5馬身差の3着に

12番人気モズベッロ(牡4、栗東・森田直行厩舎)が入った。

なお、1番人気サートゥルナーリア(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)は

モズベッロと1.3/4馬身差の4着、

3番人気ラッキーライラック(牝5、栗東・松永幹夫厩舎)は

6着に終わった。

 

  勝ったクロノジェネシスは、

父バゴ、母クロノロジスト、その父クロフネという血統。

昨年の秋華賞に次ぐGI・2勝目を飾った。

牝馬による宝塚記念勝利は、

昨年のリスグラシューに続いて2年連続で史上5頭目。

 

  鞍上の北村友一騎手、

本馬を管理する斉藤崇史調教師

共に、宝塚記念は初勝利となった。 

 

【北村友一騎手のコメント】  

 

 本当に強かったです。

馬場とか周りの馬を気にせず、

自分の馬だけ信じて乗れればいいと思っていました。

スタートが決まったのが大きかったですし、

折り合える位置で運べていたので、

終始手応えよくリズムよく回って来れたと思います。

 

  (3~4コーナー中間の勝負所は)

ゴーサインを出したというよりは、

馬が強くて自然に上がっていってしまったという感じです。

いつもこの馬に乗せていただいているので、

この手応えで直線に回ってきたら

絶対に伸びてくれると思っていましたし、

馬がその期待に応えてくれました。

 

  プラス10kgという体重増が示す通り、

馬体が凄くパワフルになっていましたし、

その上で太目感もないように

うまく調整してもらって良い状態でした。

 

  沢山の支持をいただいて、結果を出すことが出来て

本当に良かったです。

嬉しいの一言ですし、感謝の言葉に尽きます。

今日はクロノジェネシスにフォーカスを当てて

褒めてあげて欲しいなと思います。