児島ボートで開催された
「GIII第7回ウエスタンヤング」は
18日、第12Rで優勝戦が行われ、
大山千広(24)=福岡=が逃げ快勝。
イースタンヤングを含め、
初の女子選手による大会優勝を飾った(通算V13、うちGIV1)。
2着は石丸、3着には石丸が入り、
2連単、3連単ともに1番人気の本命決着となった。
(サンケイスポーツ)
初日ドリーム戦で
2艇のフライングが出る大荒れのの幕開けとなったが、
最後は選考勝率No.1で出場の大山が
貫禄の王道逃げで女子選手初の大会Vを決めた。
「(優勝戦1号艇は)いつも通り緊張しましたが、ホッとしました。
スタートは勘通りでスリットもそろったので
後は自分のターンをするだけと思いました」
昨年の蒲郡レディースチャンピオンを含め、
これで優勝戦1号艇は8連勝。
圧倒的な人気に結果で応え続け、
またひとつ“女子初”となる偉業を成し遂げた。
先の住之江オールスターでは峰竜太に続くファン投票2位。
SGの経験値も増えてきた。
「自分がどれだけ下手か実感しています。
でもいい勉強ができているし、刺激もあります。
高いモチベーションでレースに臨めています」
と技量不足を痛感する一方、
男子一線級との対決にやりがいも感じる。
「将来的にはSGを優勝できてらいいですね。
ほど遠いけど、グランプリにも行けるように頑張りたい」
勝率的には当確だが、
この優勝でひと足早く
9月のヤングダービー(びわこ、9月17~22日)出場権を得た。若き女王が、壮大な夢を描きながら
次は女子初の“ヤングダービー王”の称号を射止めるか。