名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞社など主催)は

8日、名古屋市のナゴヤドーム発着の42・195キロで行われ、

一山麻緒(22)=ワコール=が

日本歴代4位となる2時間20分29秒の大会記録で初優勝した。

このタイムは1月の大阪国際女子マラソンで

松田瑞生(24)=ダイハツ=が記録した

2時間21分47秒を上回っており、

一山が東京五輪の女子マラソン代表となることが確定した。

また野口みずきが持つ

2時間21分18秒の国内最高記録も更新した。

【写真】会見でポーズ!

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため

「エリートの部」のみで行われた今大会は、

東京五輪女子マラソン代表の残り1枠を懸けた

「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ」

を兼ねている。

逆転で代表となるためには

日本陸連の設定記録(2時間22分22秒)を突破した

松田のタイムを上回る必要があった。

 一山は30キロ付近で先頭集団の前に出て

ペースを上げてトップに立つと、

33キロ過ぎからの上り坂でも快走。

そのままトップで、ナゴヤドームのゴールへ飛び込んだ。

これで一山が

残り1枠となっていた東京五輪の代表切符を

獲得することになった。

 東京五輪女子マラソン代表は

昨年9月に東京で行われたMGCで、

前田穂南(23)=天満屋=と

鈴木亜由子(28)=日本郵政グループ=がすでに決定している。