【AFP=時事】19-20イングランド・プレミアリーグは

7日、第29節の試合が行われ、

リバプール(Liverpool FC)は2-1で

ボーンマス(AFC Bournemouth)に勝利し、

30年間待ったリーグ制覇にあと3勝と迫った。

【写真】決勝点を決めたマネ(その他10枚)

 公式戦ここ4試合で3敗を喫していたリバプールだったが、

名将ビル・シャンクリー(Bill Shankly)元監督が打ち立てた

1部リーグのホーム21連勝の記録を更新し、

タイトル争いで落ち着きを取り戻した。

 序盤、カラム・ウィルソン(Callum Wilson)の

論争を巻き起こす先制弾で

アンフィールド(Anfield)には衝撃が走ったが、

リバプールは前半のうちに

モハメド・サラー(Mohamed Salah)と

サディオ・マネ(Sadio Mane)のコンビがゴールを決め、

2位との勝ち点差を暫定で25に広げた。

 昨年12月初めから先月中旬までは

リーグ戦11試合中10試合で完封していたものの、

調子を崩すとともに

リバプールはクリーンシートを達成出来なくなっていた。

 この日もリバプールはバックラインを破られたが、

ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は

ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入して

ゴールを取り消さなかったことについて、

当然のように怒りをみせた。

 ジェフェルソン・レルマ(Jefferson Lerma)のクロスに

合わせるだけだったボーンマスのウィルソンは、

ゴールにつながるプレーを前に、

リバプールのジョー・ゴメス(Joe Gomez)を押し倒していた。

 クロップ監督

「私の観点からすれば100パーセントでファウル。

VARの問題点が現れている。明らかでも明白でもない。

どうしたらこんなことが起こり得るのか分からない」と語った。

 一方で指揮官は、

クラブの伝説的指導者シャンクリー氏と

自分を比較することは決してないだろうと口にしている。

 シャンクリー氏の打ち立てた記録を更新したことを受けて

クロップ監督は「彼の方と比較することは決してない」

「(記録は)素晴らしい。

試合前には数字のことは考えていなかったが、

試合後にはできる。

良いことだし、特別なことだが、

きょうは良い例で厳しい戦いをしなければならなかった」

とコメントした。

「われわれは天に恵まれた才能を持ってはいないが、

しっかりと戦える。

それこそがシーズンの終わりまで全員がすべきことで、

そうすることで何かを手にするんだ」