「競帝王決定戦・G1」(1日、下関)

 1号艇で人気を集めた白井英治(43)=山口・80期・A1=が

インから押し切りG112回目の優勝。

地元下関周年は17年の63周年に続き2回目のV。

2着はまくり差しで迫った吉川元浩(兵庫)、

3着には新田雄史(三重)が入った。(デイリースポーツ)

 無観客開催

エンジン音のみが響き渡る

異様な雰囲気の中で行われた優勝戦。

「(無観客は)寂しいですね」と話した白井だが、

この男の強さだけは変わることはなかった。

 S展示はオールスローだったが、本番は3対3の枠なり。

スリットは中へこみと、インの白井には厳しい隊形だったが

「とにかく先に回ることだけを考えた」と1Mを先マイすると、

まくり差しで迫る吉川を封じて豪快に押し切った。

 地元の下関は4節連続Vと圧倒的な強さを誇る。

「(4連続Vは)たまたまだけど、

地元でいい成績を残してうれしい」と胸を張る。

8月には当地でSG・メモリアルも実施される。

「SGはまだ先だけど、気を引き締めて走りたい」

と夏の大舞台へ向けて意気込む山口のエースに

今後も目が離せない。