2019年度JRA賞受賞馬選考委員会が7日、JRA本部で行われ、
年度代表馬にはリスグラシュー(牝6=矢作)が選出された。(スポニチアネックス)
有効票数274票中271票とほぼ満票での選出。
19年は5戦3勝。
宝塚記念、有馬記念を制し牝馬初となる同一年春秋グランプリ制覇を達成。
また、日本馬調教馬として
初めてオーストラリアG1コックスプレートを制したことが評価された。
最優秀4歳以上牝馬は2年連続の受賞となった。
同馬は有馬記念Vを最後に現役を引退。
19日に京都競馬場で引退式が行われる予定。
最優秀短距離馬にはインディチャンプ(牡5=音無)が選出された。
有効票数274票中211票を獲得。
安田記念、マイルCSと同一年マイルG1春秋連覇が評価された。
現在は滋賀県のノーザンファームしがらきで放牧中。
最優秀2歳牝馬にはレシステンシア(牝3=松下、父ダイワメジャー)が選出された。
部門別で唯一の満票(274票)と文句なしの選出だった。
昨年10月デビューで新馬、ファンタジーS、阪神JFと無敗3連勝を飾ったレシステンシア。
開業5年目でGI初制覇を飾った松下師は
「名誉ある賞に選んでいただいて光栄です。秋3戦、頑張ってくれました。
デビュー前にヒザを骨折して乗り出しが遅れたけど間に合って良かったです」と笑顔。
現在、放牧中でリフレッシュして今季に備えている。
ローテは未発表ながら「オーナーサイド(キャロットファーム)から
王道を歩もうと話があったので
桜花賞(4月12日、阪神芝1600メートル)を目標に頑張ります」と意気込みを伝えた。
最優秀障害馬にはシングンマイケル(セン6=高市)が選出された。
有効票数274票中175票を獲得。
19年は東京ジャンプS、東京ハイジャンプ、中山大障害と重賞3連勝でJ・G1ホースに輝いた。
4月の中山グランドジャンプで同一G14連覇を達成したオジュウチョウサンに80票差をつけた。
阪神スプリングJ(3月14日、阪神)で始動予定。
最優秀ダートホースにはクリソベリル(牡4=音無)が選出された。
有効票数274票中270票を獲得しほぼ満票での選出。
19年は5戦全勝。
ジャパンダートダービーで世代の頂点に立ち、暮れのチャンピオンズCも制して
ダート界の統一王者となった。
最優秀4歳以上牡馬にはウインブライト(牡6=畠山)が選出された。
有効票数274票中136票を獲得。
4月のクイーンエリザベス2世C、12月の香港Cと香港主要G1の春秋連覇が評価された。
今年は3連覇が懸かる中山記念(3月1日、中山)で始動予定。
最優秀3歳牝馬にはグランアレグリア(牝4=藤沢和)が選出された。
有効票数274票中121票を獲得。
桜花賞、阪神Cと重賞2勝を挙げ
オークス馬ラヴズオンリーユー、秋華賞馬クロノジェネシスを抑えての受賞となった。
現在は福島県のノーザンファーム天栄で放牧中。
次走は未定も短距離路線を歩む見込み。
最優秀2歳牡馬にはコントレイル(牡3=矢作)が選出された。
新馬、東京スポーツ杯2歳S、ホープフルSといずれも完璧な内容で無傷の3連勝。
満票274票中197票を獲得し、
同じく3戦無敗で朝日杯FSを制したサリオスに100票以上の差をつけた。
今春は皐月賞(4月19日、中山)に直行するプランが既に発表されている。
最優秀3歳牡馬にはサートゥルナーリア(牡4=角居)が選出された。
有効票数274票中124票を獲得。
4戦無敗での皐月賞制覇、有馬記念2着などが評価された。
現在は滋賀県のノーザンファームしがらきで放牧中。