NHKは18日、

大みそか恒例の『第70回紅白歌合戦』(後7:15~11:45 総合※中継ニュースあり)の

ゲスト審査員11組を発表した。(オリコン)

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 今年審査員を務めるのは、

ボクシング・井上尚弥、お笑いタレント・上沼恵美子、

お笑いコンビ・サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)、

女子ゴルフ・渋野日向子、競泳・瀬戸大也、

俳優・田中圭、女優・戸田恵梨香

パラ陸上選手・中西麻耶、俳優・長谷川博己、

女優・広瀬すず、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏(五十音順)。

 審査方法は、去年に引き続き、

視聴者の「視聴者審査員」、NHKホール観客による「会場審査員」、

番組に出演する11組の「ゲスト審査員」の投票にて決定。

なおその投票は、すべての対戦が終わったあとに実施する。

 そして、その勝敗は「視聴者審査員」で投票数が多かったほうに1ポイント、

「会場審査員」で投票数が多かったほうに1ポイント、

「ゲスト審査員」で投票数が多かったほうに1ポイント、以上の3ポイントを競い、

2つ以上のポイントを獲得した組が「優勝」となる。

今年から、BS4K・BS8Kでの視聴者も「視聴者審査員」として投票に参加可能となる。

■以下、ゲスト審査員のプロフィール

【井上尚弥(いのうえ なおや)】
1993年生まれ。神奈川県出身。WBAスーパー・IBF世界バンタム級統一王者。

父の指導のもと、小学校1年でボクシングを始め、

高校時代に高校生史上初アマチュア7冠を達成。

2012年のプロ転向後、6戦目でライトフライ級、8戦目でスーパーフライ級を制し、

当時の世界最速で2階級制覇を果たした。

2018年からはバンタム級に転向し、当時の国内最速で3階級制覇を達成。

今年、各階級の最強を決めるトーナメント「WBSS」で優勝。

その圧倒的な力を世界に見せつけた。

プロでの通算成績は19戦19勝(16KO)。

【上沼恵美子(かみぬま えみこ)】
1955年生まれ。兵庫県出身。

1971年、姉妹漫才「海原千里・万里」の海原千里として16歳でデビューし、一世を風靡。

歌手としても、1976年に「大阪ラプソディー」を大ヒットさせた。

80年代以降は、タレント・上沼恵美子として、

テレビ、ラジオで数多くのレギュラー番組を抱え、

日本を代表する人気司会者として活躍を続けている。

1975年『第26回NHK紅白歌合戦』に紅組応援団長として出演(海原千里・万里)。

1994年からは、2年連続で紅組司会を務めた。

【サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)】
ともに1974年生まれ。仙台商業高等学校のラグビー部で知り合い、1998年コンビ結成。

2007年の『M-1グランプリ』で優勝、一躍脚光を浴びる。

地元・東北に根差した活動も多く、東日本大震災の復興支援にも力を注いでいる。

NHKでは『サンドのお風呂いただきます』(総合テレビ)、

『サンドウィッチマンの天使のつくり笑い』(ラジオ第1)などに出演中。

昨年の『第69回NHK紅白歌合戦』ではウラトークチャンネルの司会を担当。

東京2020聖火リレー公式アンバサダーも務めている。

【渋野日向子(しぶの ひなこ)】
1998年生まれ。岡山県出身。8歳からゴルフを始める。

2018年のプロテストに2度目の挑戦で合格。

今年、国内ツアーで2勝したのち、8月の全英女子オープンに初出場で優勝。

海外メジャー制覇は、男女を通じ1977年の樋口久子に次いで日本人2人目。

42年ぶりの快挙だった。

その明るい人柄、トレードマークの笑顔で世界中のファンを魅了。

「スマイリングシンデレラ」「しぶこ」は今年の流行語に選ばれた。

【瀬戸大也(せと だいや)】
1994年生まれ。埼玉県出身。

小学生から全国大会に出場。

中学時代には、

全国JOCジュニアオリンピックカップ水泳競技大会男子400メートル個人メドレーにて、

当時の日本中学新記録で優勝。

2013年 世界選手権400メートル個人メドレーで日本選手として初となる優勝。

2015年には連覇を果たした。

2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、400メートル個人メドレーで銅メダル。

200メートルバタフライでも5位入賞を果たす。

2018年の世界短水路選手権では200メートルバタフライにて世界記録を樹立。

今年7月の世界選手権で、400メートル個人メドレー、200メートル個人メドレーの2種目を制覇。

日本競泳陣で唯一、既に東京オリンピック代表に内定している。

【田中圭(たなか けい)】
1984年生まれ。東京都出身。2000年にデビュー。

2003年に出演した『WATER BOYS』で注目を集め、その後、数多くのTVドラマ、映画に出演。

2007年には『死ぬまでの短い時間』(演出:岩松了)で舞台にも進出し、

映像・舞台の両方で幅広い活躍を見せている。

2011年 連続テレビ小説『おひさま』に須藤春樹役で出演。

『第62回NHKを紅白歌合戦』に応援ゲストとして出演している。

2014年には大河ドラマ『軍師官兵衛』に石田三成役で出演。

2016年ドラマ『おっさんずラブ』に、春田創一役で主演。

この作品が女性を中心に大きな注目を集め、2018年には数々の主演男優賞を受賞。

今年、エランドール賞新人賞受賞。

また、今年放送されたドラマ『あなたの番です』の主演を務めた。

【戸田恵梨香(とだ えりか)】
1988年生まれ。兵庫県出身。

2005年のドラマ『エンジン』、『野ブタ。をプロデュース』で注目を集め、

2006年『DEATH NOTE-デスノート』で映画デビュー。

その後も主演した『ライアーゲーム』、『SPEC』シリーズを大ヒットに導くなど、

ドラマ・映画・CMを中心に多方面で活躍を続けている。

2013年 『書店員ミチルの身の上話』でNHKドラマ初主演。

現在放送中の連続テレビ小説『スカーレット』でヒロインの川原喜美子を演じている。

【中西麻耶(なかにし まや)】
1985年生まれ。大阪府生まれ。幼少期から育った大分を拠点に現在も活動している。

高校時代にはソフトテニス選手としてインターハイ、国体出場。

2006年に仕事中に事故に遭い右脚下腿を切断。

義足のアスリートとして陸上競技に取り組み始める。

2008年の北京パラリンピックから3大会連続でパラリンピック出場。

2016年のリオデジャネイロパラリンピックでは、走り幅跳び(下腿義足使用クラス)で4位に入賞。

今年11月、世界パラ陸上選手権の走り幅跳び(同クラス)では、5メートル37の記録で優勝。

2020東京パラリンピック代表に内定した。

【長谷川博己(はせがわ ひろき)】
1977年生まれ。東京都出身。

蜷川幸雄氏演出の舞台などで活躍後、

2010年に出演したNHKドラマ『セカンド・バージン』で注目の存在となる。

その後 ドラマ『家政婦のミタ』など、数多くの話題作に出演。

2016年公開の映画『シン・ゴジラ』では、

主人公である内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じ、

第40回日本アカデミー賞 主演男優賞を受賞した。

2020年大河ドラマ『麒麟がくる』では、主人公の明智光秀役を演じる。

【広瀬すず(ひろせ すず)】
1998年生まれ。静岡県出身。2012年『ミスセブンティーン』に選ばれ芸能界デビュー。

その後、CMやドラマ、映画の話題作に続々出演し、脚光を浴びる。

2015年『海街diary』での演技が評価され、数多くの映画賞で新人賞受賞。

2016年に公開された『ちはやふる』と『怒り』で、

日本アカデミー賞優秀主演女優賞、優秀助演女優賞をダブル受賞した。

2017年公開の『三度目の殺人』で、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。

今年、連続テレビ小説100作目『なつぞら』では、ヒロイン・奥原なつを好演。

また『Q:A Night At The Kabuki』(作・演出:野田秀樹)で初の舞台出演を果たした。

昨年の『第69回NHK紅白歌合戦』では紅組の司会を務めた。

【吉野彰(よしの あきら)】
1948年生まれ。大阪府出身。工学博士。旭化成名誉フェロー。

1972年、京都大学工学研究科 修士課程修了後、旭化成工業に入社。

1980年代に、モバイル機器などに欠かせないリチウムイオン電池の基本構造を確立し、

今年、ノーベル化学賞を受賞。

さらに今年は文化勲章も受章。同時に文化功労者にも選ばれた。