8日に香港のシャティン競馬場で行われた香港C(G1・芝2000m)において、

ウインブライト(牡5、美浦・畠山吉宏厩舎、1着)に騎乗した松岡正海騎手は、

不注意騎乗(残り1800m地点付近での内側への斜行、

および残り150m地点通過後の内側への斜行により他馬の走行に影響を与えた)により、

香港ジョッキークラブ裁決委員から12月18日(水)から29日(日)までの騎乗停止処分を受けた。

【写真】ウインブライトこれまでの軌跡

 このため、日本中央競馬会競馬施行規程に基づき、

裁定委員会の議定により、香港ジョッキークラブによる処分と同一期日となる

12月18日(水)から29日(日)まで、同騎手は騎乗停止となった。

(JRAのホームページより)

 

 

 有馬記念(12/22・GI・中山芝2500m)に出走するフィエールマン(牡4・美浦・手塚貴久)が、

11日(水)、新たにコンビを組む池添謙一騎手を背に、1週前追い切りを消化。

ウッドチップコースでセダブリランテス(牡5歳・OP)を追走して、

直線で内に入り馬体を合わせてゴールという内容だった。

 追い切り後、池添騎手は

「さすがGI馬ですね。

以前と比較はできませんが、フットワークも雰囲気も息遣いも良かったです。

折り合いに難しい面があると聞きましたが、

ハミを噛みかけた部分はあったもののリラックスして良い形の追い切りができました。

反応も速そうですし、中山2500mにも対応できると思います」

 とファーストコンタクトで好感触を掴んだようだ。

 また「ダービーと有馬記念は毎年乗っていたいレース。

依頼された瞬間、めっちゃテンションが上がりました。

あとは勝つことだけを考えたいです」と意気込みを語った。

 手塚調教師も

「札幌記念(GII・3着)や凱旋門賞(GI・12着)の時とはデキが違います。

言うことありません。有馬記念では普通に良い競馬ができると思います」

 と状態の良さをアピールしていた。

 

 

 11月24日に東京競馬場で行われたジャパンC(GI・芝2400m)で

15着のタイセイトレイル(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は、

来年1月19日に京都競馬場で行われる日経新春杯(GII・芝2400m)に向かう。

【写真】タイセイトレイルこれまでの軌跡

 タイセイトレイルは父ハーツクライ、母マザーウェル、その父シンボリクリスエスという血統。

通算成績は21戦4勝。今年のアルゼンチン共和国杯(GII)で2着などの実績がある。

 

 

 11月16日に東京競馬場で行われた

東京スポーツ杯2歳S(GIII・芝1800m)を勝利したコントレイル(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)は、

12月28日に中山競馬場で行われるホープフルS(GI・芝2000m)に向かう。

鞍上は新馬戦でコンビを組んでいた福永祐一騎手。

【写真】コントレイルこれまでの軌跡

 コントレイルは父ディープインパクト、母ロードクロサイト、その父Unbridled's Songという血統。

東京スポーツ杯2歳Sでは5馬身差の圧勝、2歳日本レコードでデビュー2連勝を果たした。

 

 

 C.ルメール騎手に騎乗してもらうため、

今朝12日に朝日杯フューチュリティステークス(12月15日・阪神芝1600m)の最終追い切りを行った

ラウダシオン(栗東・斉藤崇史厩舎)。

その内容はCWコースで単走という形だった。

 向正面はゆっくりと入っていき、5F標識あたりからペースアップ。

そこからは13秒台を刻んでいくことになるが、行きたがるというよりも、

しっかりとスピードに乗って走れているといった走り。

 最後の直線に向いても余裕がある走りでフィニッシュ。

時計は6F80.7~5F64.4~4F51.0~3F37.9~1F11.8秒だった。

ここまで速い時計を出した最終追い切りは初めてだし、

6F時計は楽々と自己ベストを更新している。

 それでいて2歳馬らしからぬ安定した走り。

デビューした頃よりもしっかりしたフットワークが印象的だし、

落ち着いた走りからもあまり距離延長に不安は感じない。

 

 

 8日に香港のシャティン競馬場で行われた香港ヴァーズ(G1・芝2400m)で

4着のディアドラ(牝5、栗東・橋田満厩舎)は

レース後、滞在していた英国・ニューマーケットに戻った。

2020年も同国を拠点に海外のレースを転戦する見込みとなっている。

【写真】ディアドラこれまでの軌跡

 ディアドラは父ハービンジャー、母ライツェント、その父スペシャルウィークという血統。

今年は海外のレースを中心に出走し、英G1・ナッソーSを制した。

 

 

  JRAは9日、2020年8月6日~9日の期間で

東京オリンピックのマラソン・競歩が札幌市で行われることとなったため、

開催日割と重賞競走について変更することを発表した。

【変更前】
6月13日~7月19日=1回・2回函館
7月25日~9月6日=1回・2回札幌

【変更後】
6月13日~6月28日=1回札幌
7月4日~8月9日=1回・2回函館
8月15日~9月6日=2回札幌

 これに伴い、函館スプリントS(GIII)が札幌に、クイーンS(GIII)が函館に、

エルムS(GIII)が函館での開催に変更となった。

【日本中央競馬会・後藤正幸理事長のコメント】
「東京オリンピックのマラソン・競歩が札幌市で実施されるとの発表を受け、

来年度の函館競馬・札幌競馬の開催日程を一部変更することといたしました。

JRAといたしましては、

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の円滑な実施に協力させていただくとともに、

同期間において、北海道での競馬が順調に開催されるよう考慮したものです。

お客様及びご関係者の皆様には、ご理解、ご協力を賜りたくお願い申し上げます」

 

(netkeiba)