「デイリー盃 ロジータ記念・S1」(20日、川崎)

 開催4日目の11Rで行われ、グランモナハートが初勝利での重賞制覇を果たした。

デビューから9戦未勝利だった6番人気が、ゴール前の大激戦を制した。

2着は5番人気のリトミックグルーヴ、3着には1番人気のケイティマドンナが入った。

なお、優勝馬は「デイリー盃 第65回クイーン賞・Jpn3」(12月11日・船橋)および

「第13回東京シンデレラマイル・S3」(12月30日・大井)の優先出走権を獲得した。

 重賞勝ち馬不在で、Aクラス馬もいないメンバー構成。

最後の直線はどの馬が勝ってもおかしくない大激戦となり、

最後の最後でグランモナハートが後続を1馬身突き放した。

 「外の馬が1回出たときはマズいと思ったし、

最後まで分からなかったけど、馬が頑張ってくれました」と手綱を取った本田重。

これで賞金が加算され、今後は強敵を相手にすることなる。

「これからが大変だと思います」と本音を漏らした。

 管理する福田真師は2017年4月の開業で、これがうれしい初重賞。

「普通の1勝とは大きさが違いますが、

これまで勝たせられなくて馬に迷惑を掛けました」と感慨深げ。

今後については「距離の長いところがいい馬なので、その点を考えて使っていきます」

と話していた。