11月17日の京都11Rで行われた
第36回マイルチャンピオンシップ(3歳以上オープン、GI、
芝1600メートル、定量、17頭立て、1着賞金=1億1000万円)は、
池添謙一騎手騎乗で3番人気のインディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が勝利。
春の安田記念に続き、春秋マイルGI制覇を果たした。
2着は1番人気のダノンプレミアム、
一昨年の覇者で昨年2着のペルシアンナイト(6番人気)が3着。
2番人気に支持されたダノンキングリーは
後方待機策から内ラチ沿いを突いて脚を伸ばしたものの、5着に敗れた。
◆池添謙一騎手(インディチャンプ 1着)
「強かったです。
急遽の乗り替わりでしたが、依頼されたからには、
春のチャンピオンですし結果を出さないといけないと思っていました。
ゲートが不安定だと聞いていましたがしっかり出てくれましたし、
促しながら良いポジションで競馬をしたいと考えていて、
ちょうど前にダノンプレミアムもいたので、見ながら進めていけると思いました。
こっちは手応えに余裕があり、追い出しを待つ余裕もありました。
追い出してからは、いい反応をしてくれました。状態も良かったと思います。
(マイルCS4勝目ですね?)いい馬に乗せてもらっています(笑)。
今日はインディチャンプが頑張ってくれましたし、
勝ったことで本当の意味で“マイルのチャンピオン”だと言えます。
これからも頑張ってくれると思うので、応援してください」
インディチャンプは今年の東京新聞杯で重賞初制覇を飾り、
続くマイラーズCで4着となった後に出走した安田記念で、
アエロリット、アーモンドアイといったGI馬を破りGI初挑戦でビッグタイトルを獲得。
秋初戦の毎日王冠では3着に敗れたが、得意のマイルで安田記念に続くGIタイトルを奪取。
安田記念&マイルCSの双方制覇は11頭目で、
同一年の達成は2015年モーリス以来4年ぶり7頭目となった。
マイルチャンピオンシップを勝ったインディチャンプは、
父ステイゴールド、母ウィルパワー、母の父キングカメハメハという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。
通算成績は12戦7勝。重賞は2019年東京新聞杯(GIII)、安田記念(GI)に次いで3勝目。
マイルCSは音無秀孝調教師は2009年カンパニー、16年ミッキーアイルに次いで3勝目、
池添謙一騎手は2003・04年デュランダル、11年エイシンアポロンに次いで4勝目。
(サンケイスポーツ)