エリザベス女王杯・G1(11月10日、京都・芝2200メートル)に出走する
ラヴズオンリーユー(牝3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が、栗東・坂路で最終追い切りを消化した。
(スポーツ報知)
前半をゆったりと入り、後半に入っても鞍上はアクションを起こさないまま。
それでもフットワークは素軽く、余力を十分に残してゴールを駆け抜けた。
タイムは4ハロン55秒3―13秒1。
矢作調教師は
「(4ハロン)55秒を馬なりで息を整える程度に、という指示。その通りの内容だった。
帰厩してからのここ1か月は、予定通りのメニューをこなせた」と、満足そうな表情を浮かべた。
無傷の4連勝でオークスを制覇。
その後、放牧先で爪に不安が出たため大事を取って秋華賞をパスしたが
「いい筋肉がついた。プラス20キロくらいで出走することになりそうだけど、それでいい。
(春より)カイバ食いもずいぶんと良くなって(仕上げが)楽になった」
とトレーナーは古馬撃破へ自信をのぞかせた。
秋華賞に続くG1連勝を狙うクロノジェネシス(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が
6日、栗東・CWコースで最終追い切りを行った。
北村友一騎手が騎乗して2頭併せ。
直線は内からほぼ馬なりでスムーズに加速し、僚馬を余裕をもってかわした。
北村友騎手は
「先週は行きたがる面が全体的に出ていて折り合いに苦労する感じで、
予定より時計が速くなりました。
今日は序盤をゆっくり入って折り合いをつけて、しまいの反応を確認したかった。
思った通りの調教ができたし、しまいの反応も良かったです。
G1馬になって、
古馬勢や、オークスで負けたラヴズオンリーユーと再戦できることを楽しみにしています。
今回も勝ちたいという気持ちは強いです」と大きな期待を込めた。