菊花賞を制したワールドプレミア(牡3、友道)は一夜明けた21日、厩舎の馬房で過ごした。

前日は渋滞もあり、午後8時過ぎに帰厩。

「普段と変わらないですね」と大西助手は安堵(あんど)の表情で話した。

 春はソエのため皐月賞、ダービーに参戦できなかったが、立て直して最後の1冠を手にした。

「京都の下り坂がいいのか、自分からハミを取って走れていた。すごく良かった。

体つきは見違えるほど、というのはオーバーかもしれないが、良くなった。

調教ができるようになったことが何より」と成長した姿に目を細めていた。

 

 

 次走は有馬記念(G1、芝2500メートル、12月22日=中山)を目標にする。

 友道師は「馬の状態を見ながらになりますが、今朝問題なかったと報告を受けました」と話した。

今後はノーザンファームしがらきへ放牧に出される。(日刊スポーツ)