鹿児島、熊本、宮崎、沖縄、和歌山の各県を会場に競技が行われる

全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)の総合開会式が

27日、鹿児島市の鹿児島アリーナで開かれた。

 式典には、皇嗣(こうし)となった秋篠宮さまがご夫妻で初めて出席され、

「日頃の練習の成果を存分に発揮し、競技に臨まれることを期待します」とあいさつ。

6月下旬から続いた九州の大雨被害についても触れ、

「被災した地域から多くの方が参加され、

影響を受けた方もおられるのではないかと推察します。

心からお見舞いを申し上げます」と述べられた。

 47都道府県の選手団を代表し、

バスケットボール男子の鹿児島県立川内高校(鹿児島県薩摩川内市)3年、

川畑颯太郎(そうたろう)さんと

同女子のれいめい高校(同)3年、徳田梨愛(りあい)さんが

「一人でも多くの方に元気を届けることができるよう、

全力で競技することを誓います」と力強く選手宣誓。

地元の高校生約500人が創作ダンスや和太鼓などを披露し、選手らを歓迎した。

 大会は8月20日まで。陸上や水泳、サッカーなど計30競技で熱戦が繰り広げられる。