2020年東京五輪の開会式まであと1年の節目となった24日、

競技会場の一つとなる東京国際フォーラム(千代田区)で

五輪1年前セレモニーが開催された。

東京都の中高生、

岩手、宮城、福島の東日本大震災被災3県の小中学生も招待され、

約4000人が参加して盛大に行われた。(時事通信)

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は

「大会1年前の時点でここまで準備が整っている都市を見たことがない」

とスピーチで賛辞。

「日本の豊かな歴史、伝統、最先端のイノベーション、おもてなしの文化など、

日本のベストを世界に示すチャンスだ」と激励した。

 バッハ会長は

オーストラリア、ギリシャ、中国、フランス、

米国、セネガル、日本の各オリンピック委員会と、

難民選手団の代表に大会への招待状を手渡した。

 安倍晋三首相は来賓として出席し、

「スポーツこそは世界をつなぐ。

来年の大会は改めてこのことを世界に示す機会にしたい」と述べた。

 大会組織委員会の森喜朗会長は

「五輪の歴史においても、将来に語り継がれるような

重要な転換点を担う大会になる」と改めて決意表明。

東京都の小池百合子知事は「街のあらゆる段差を解消し、

世界最高の大気環境、安全、高品質な水道水で選手と観客を迎える」と約束した。