米大リーグ・マリナーズのイチロー外野手(45)(本名・鈴木一朗)が

21日、東京ドームで行われたアスレチックスとの

「2019 MGM MLB 開幕戦」(読売新聞社など主催)の第2戦後、

東京ドームホテルで記者会見し、

「今日のゲームを最後に、現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました」

と現役引退を表明した。

 大リーグで最初に所属したマリナーズで引退することについては、

「最後にこのユニホームを着てこの日を迎えられたことを大変幸せに感じています」

と話した。

 イチローは昨年3月に古巣へ6季ぶりに復帰したが、

5月に球団特別補佐に就任して以降は公式戦出場がなかった。

今年の春季キャンプでマイナー契約の招待選手として復帰したが、

オープン戦は打率0割8分と苦しみ、20日の開幕戦は1打数無安打、

21日の第2戦は4打数無安打に終わり、いずれも途中交代した。

 米マリナーズのイチローは21日に東京ドームで行われたアスレチックス戦後、

記者会見を開き、

「きょうのゲームを最後に現役生活に終止符をうち、引退することになりました」と語った。

決断した時期については、結果を出せなかったキャンプ終盤頃と明かした。

 日本プロ野球と米大リーグでプレーし、

今季で通算28年目のシーズンを迎えていた

マリナーズのイチロー(本名・鈴木一朗)外野手(45)が21日、現役引退を表明した。

アスレチックスとマリナーズが対戦した

「2019 MGM MLB 開幕戦」(読売新聞社など主催)の終了後、

東京都内で記者会見を開き、

「今日のゲームを最後に、現役生活に終止符を打つことになった」と述べた。

 引退を決断したのは、帰国の数日前だったと明かしたうえで、

「日本(での2試合)でプレーするところまでが契約上の予定だった。

キャンプ終盤でも結果を出せず、それを覆すことができなかった」と語った。

 28年に及んだ現役生活で貫いたのは、「野球のことを愛したことだと思う」と話し、

「結果を出すために自分なりに頑張ったということは言える。

それを重ねることでしか、後悔を生まないようにはできない」と振り返った。

21日の試合については

「やっぱり一本、ヒットを打ちたかったし、期待に応えたかった」としたが、

球場に詰めかけたファンの大歓声を浴び、

「あんなものを見せられたら、後悔などあろうはずがありません」と笑顔を見せた。

 1992年、愛知・愛工大名電高からドラフト4位でオリックスに入団。

94~2000年に7年連続首位打者となり、

00年オフにポスティングシステムを利用してマリナーズに移籍した。

大リーグは通算19年目で、21日までに3089安打、117本塁打、

780打点、打率3割1分1厘。

日米通算では、ピート・ローズの大リーグ記録4256安打を上回る4367安打を記録した。