レスリング女子の五輪金メダリスト、吉田沙保里(36)=至学館大職=が
8日、自身のツイッターで現役引退を表明した。
「33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました」と記した。
10日に東京都内で記者会見に臨む。(時事通信)
三重県出身の吉田は、父栄勝さんの指導で3歳からレスリングを始め、
後に得意技となる高速タックルを身に付けた。
レスリング女子が五輪の正式種目となった2004年アテネ大会から、
08年北京、12年ロンドンと五輪3連覇。
世界選手権では13連覇を成し遂げ、
五輪と合わせて16大会連続で世界大会を制した。
国内外で敵なしの活躍を長く続け、全日本選手権は02年から10連覇。
01~08年には公式戦で119連勝した。12年には国民栄誉賞を受賞した。
日本選手団の主将を務めた16年リオデジャネイロ五輪では決勝で敗れ、銀メダル。
その後は現役を続けながら日本代表のコーチに就任。
母校の至学館大でも後進の指導に当たる一方、タレント活動にも力を入れていた。
20年東京五輪の代表争いが始まる昨年12月の全日本選手権は欠場し、
選手としての進退が注目されていた。
◇吉田沙保里の引退発表ツイッター全文
ご報告
いつも吉田沙保里を応援していただきありがとうございます。
この度、33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました。
ここまで長い間、現役選手として頑張ってこれたのも
沢山の方々の応援とサポートのおかげです。
みなさん、本当にありがとうございました。
また後日、改めてみなさんの前で
引退のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。(原文のまま)。