政府は2日、
2018年秋の褒章受章者797人(うち女性170人)と22団体を発表した。
(時事通信)
〔写真特集〕国際派俳優 真田広之さん
学術やスポーツ、文化芸術の分野で活躍した人が対象の紫綬褒章は、
将棋棋士の羽生善治竜王(48)や
小説家の林真理子(本名東郷真理子)さん(64)らが受章した。
3日に発令される。
羽生さんは1996年に史上初めて7大タイトル(当時)を独占。
積み上げたタイトルは99期に上り、
昨年、永世竜王の資格を獲得して永世7冠を達成、国民栄誉賞も授与された。
林さんはコピーライターを経て
エッセー集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」でデビュー。
1986年に「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞を受賞した。
紫綬褒章はこのほか
脚本家・演出家でミュージシャンとしても活動する
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(本名小林一三)さん(55)、
俳優の真田広之(本名下沢広之)さん(58)、
「クレヨンしんちゃん」を手掛けたアニメ監督の原恵一さん(59)らが選ばれた。
産業振興に貢献した人を対象とする藍綬褒章は、
車載機器メーカー「アルパイン」の社長として、
世界で初めて10インチの大画面を搭載したカーナビゲーションを開発するなど
業界の発展に寄与した宇佐美徹相談役(68)らに決まった。
受章者の内訳は、紫綬褒章が16人(うち女性4人)、
藍綬褒章が501人(同135人)。
長年業務に取り組んだ人に贈られる黄綬褒章は255人(同17人)、
人命救助に貢献した人が対象の紅綬褒章が4人、
社会奉仕活動に取り組んだ人をたたえる緑綬褒章は21人(同14人)と22団体。