政府は3日付で、秋の叙勲受章者4055人を発表した。

(時事通信)

 今回最高位の桐花大綬章には、

参院議長や法相などを歴任した江田五月氏(75)が選ばれた。

旭日大綬章は北沢俊美元防衛相(78)ら7人が受章。

ボクシング世界2階級制覇の

ファイティング原田(本名原田政彦)さん(73)らに

旭日小綬章が贈られる。

 旭日大綬章にはこのほか、

輿石東前参院副議長(80)、中川秀直元官房長官(72)、

金築誠志元最高裁判事(71)、

野間口有元三菱電機社長(75)らが選ばれた。

 芸術・文化分野では、

直木賞作家の宮城谷昌光(本名宮城谷誠一)さん(71)、

女優の波乃久里子(本名波野久里子)さん(70)、

大仁邦弥前日本サッカー協会会長(72)らが旭日小綬章を受章。

タレントで元参院議員の西川きよし(本名西川潔)さん(70)には

旭日重光章が贈られる。

 経済界では、

池田弘一元アサヒビール社長(76)、原良也元大和証券社長(73)らが

旭日重光章に選ばれた。

 受章者内訳は、

大綬章8人、重光章51人、中綬章300人、

小綬章901人、双光章1558人、単光章1237人。

女性は389人で全体の9.6%と、

制度改正を行った2003年秋以来最多となった。

来春の叙勲から、

女性や外国人への授与を拡充する新たな栄典制度を適用する。

 外国人叙勲は、48の国・地域から過去最多の96人の受章が決まった。

旭日大綬章は、

米国のジョン・ベイナー前下院議長(66)、

韓国の韓昇洲元外相(76)らが受章。

ボスニア・ヘルツェゴビナのイビチャ・オシム元サッカー日本代表監督(75)に

旭日小綬章が贈られる。

 大綬章の親授式と重光章の伝達式は8日に皇居で、

中綬章以下の伝達式は9日から関係省庁で行われる。