阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3月20日に開幕する

第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の

入場行進曲が

13日、西野カナさんの「もしも運命の人がいるのなら」に決まった。

西野さんは

「高校野球の選手が頑張っている姿を見て感動したり、

熱い気持ちになったりして元気をもらっている。

思い切り楽しんでプレーしてほしい」とエールを送る。


 西野さん自身が作詞。

まだ見ぬ運命の相手に対しての“理想”と“冷静な現実”の交差を

コミカルなタッチで表現したという。

西野さんは「聴く人に笑顔になってもらいたい」と話す。

作曲家、山口隆志さんによる曲は明るく軽やか。

「幅広く親しまれており、リズムやテンポのよさが高校野球にふさわしく、

はつらつとしている」として行進曲に選ばれた。


 西野さんは高校時代に母校の三重高が夏の甲子園に出場し、

甲子園球場で応援したことがある。

クラスメートが活躍する姿を見て

「普段はふざけていても野球となると

真剣な顔つきになるのが格好いいと思った」と振り返る。


 デビュー後もテレビで観戦しているという。

「球児の表情の一つ一つにドラマがあって引き込まれる。

観客席で応援している後輩たちの姿やチアリーダー、

応援団が大声を張り上げている姿にもドラマがある」と語り、

今春も熱戦を期待している。【武内彩】