先月22日にバイク事故で死去した

俳優萩原流行さん(享年62)の妻まゆ美さん(62)が

22日、都内で会見を行った。

代理人堀内稔久弁護士の立ち会いのもと、

警察への不信感をあらわにした。

その上で「(相手が)警察だからってびくびくすることはない」

と情報提供を訴えた。(日刊スポーツ)

【写真】萩原流行さんの事故現場には故人をしのぶバンダナとテンガロンハットが供えられていた

 この日は萩原さんが亡くなってちょうど1カ月。

出会った頃という萩原さんの二十歳の写真を持って

会見に現れたまゆ美さんは

「ありがとうございます。

現在の心境や願いをお話ししたいと思っております」とあいさつした。

「今の状況では萩原に報告することがない。

事件からまる1カ月たちました。

1カ月たっても捜査の進展が伝わってこない。情報が少ない。

正確なことなのか疑問。不安に思う点がある」と警察への憤りを示した。

 「肝心の事故の件に関して、

何がどういう状況なのか分からない、伝わってこない。

最初の事故の時点で警察車両という話なかった」

 堀内弁護士は冒頭、

「今日、集まっていただいたのは、事実関係をはっきりさせたいからです。

遺族のまゆ美さんにも、マスコミの方にも公開する形で、

公正な捜査をやっていただきたいです」と声を張り上げた。

さらに、萩原さんの死亡診断書を持ち出した。

内容は「直接死因は不詳」。詳細な死因は記されていなかった。

まゆ美さんも「検視が行われなかった」と声を大にした。

 その上で、堀内弁護士は

「きちんと公正なやりとりをしてほしい。

今は捜査が非公正に行われている」と訴えた。

「われわれの方では、着々と証拠を集めています。

情報があれば、ご一報いただきたい。

(相手が)警察だからって、びくびくすることはない。

日本の社会っていうのは、公正にやらなきゃいけない。

何もびくびくすることはない。

何か知っている方がいれば、きちっと教えていただきたい」と呼び掛けた。

 事故時、萩原さんのオートバイは転倒後、警視庁の護送車と接触した。

護送車の運転手(55)の不注意が、

萩原さんがオートバイごと転倒した原因になった可能性もある。