首相官邸(東京都千代田区)の屋上で
小型無人機「ドローン」が見つかった事件で、
警視庁公安部は24日、
男が同日午後8時すぎ、
福井県警小浜署(福井県小浜市)に出頭し、
事件への関与をほのめかしていると発表した。
男は福井県在住の40代で、
「自分が反原発を訴えるために
総理官邸にドローンを飛ばした」などと話している。
公安部は同県警に捜査員を派遣。
威力業務妨害の疑いで男から事情を聴き、
事件に関与したか調べる。(時事通信)
警視庁公安部には24日午後9時45分ごろ、
男が出頭してきたとの連絡が
福井県警から警察庁を通じてあった。
公安部はドローンを飛行させた経緯や
機体を改造した状況などについて話を聴き、
裏付け捜査を進める。
公安部などによると、見つかったドローンには
アルファベットで「PHANTOM」と記載されており、
中国メーカーDJI社の「ファントム2」と確認された。
一般から「黒い物体が写っている」として、
提供された写真から
4月15日には首相官邸屋上にドローンがあった可能性がある。
機体には小型カメラやプラスチック容器、
発煙筒のようなものが付いており、
小型カメラが撮影した映像を送信するための
通信機器とみられるものも取り付けられていた。
ドローンの機体の構造にかなり詳しい知識を持った人物が
関与したとみられている。