NHK連続テレビ小説「マッサン」でヒロイン、エリーを演じた

シャーロット・ケイト・フォックスが

8日、主演ミュージカル「シカゴ」の記者会見に出席した。

この作品で夢だった米ブロードウェーの舞台に立つ予定で、

「今の自分があるのは全て日本のおかげ」と感謝。

「今回もエリーと同じだけの喜びをもたらす役なので、ぜひ楽しんで」

とファンにメッセージを送った。(時事通信)

〔写真特集〕「朝ドラ」のヒロイン~シャーロット・ケイト・フォックスさん~

 「シカゴ」で演じるのは、

欲望を満たすためには手段を選ばない主人公ロキシー・ハート。

胸元が開いた黒い衣装で会見に登場したフォックスは、

100人を超える報道陣を前に劇中で歌う4曲をメドレーで披露した。

歌い終えると、日本語で「めちゃ緊張した」と言い、震える手を見せた。

 「俳優であれば誰もが目指す場所」と言うブロードウェー出演が決まった時は、

「『お前にはできない』『力不足だ』と言う声が聞こえてきて、気持ちが悪くなった」。

それでも、「その声が聞こえなくなるまで頑張る。思い切り、楽しみながら演じたい」

と力を込めた。

 10月26日からのブロードウェー公演の後、12月には日本公演が行われる。

これについては

「第1の故郷から、第2の故郷へ作品を持って来ることができるのは幸せ。

とても興奮している」とうれしそうだった。

 「マッサン」に出演したことで、

「自分が別の人間だと思うくらい変わった」とフォックス。

「日本では勇気や忍耐を培った。

起きたことを受け入れて最善を尽くすことも学び、自分が強くなった」と振り返り、

「まだ少し、エリーが私の中に生きています」とも語った。

 今月末にはCDシングルを発表することが決まっており、

アルバムをリリースする予定もあるとか。

今後、演じてみたい役を聞かれると、

「演じる人を理解できるとか、世界に向けてのメッセージがあるとか、

何か大事なものがあると思えるなら、どんな役でもやってみたい」と答えた。