バレーボール、プレミアリーグ男子の東レは12日、

所属選手が10日夜に窃盗容疑で逮捕されたため、

東京体育館で開催中の全日本選手権の出場を辞退すると発表した。

(スポニチアネックス)

【写真】的確なトスでが持ち味のセッターとして活躍していたが…

 逮捕されたのは日本代表メンバーの王金剛容疑者(30)。

逮捕容疑は10日午後8時半ごろ、東京都品川区のパチンコ店で、

男性客がパチンコ台に置き忘れた財布を盗んだ疑い。

 王容疑者は中国遼寧省出身で高岡一高から東海大へ進み、08年に東レ入り。

11年に帰化して日本国籍を取得、日本代表入りを果たした。

 全日本選手権7度の優勝を誇る東レは、

選手が逮捕された翌日の11日の2回戦から登場し、

創造学園高(長野)に勝って準々決勝に進んでいた。

 この日チームの公式サイトで

「12月10日夜半、

東レアローズ男子バレーボール部所属の選手が

窃盗の容疑で大崎署管内にて逮捕されたことが判明いたしました。

このような事態につきましては、

東レ(株)および男子アローズとして誠に遺憾なことであり、

皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

つきましては、今回の事態を重く受け止め、出場を辞退することを決定し、

第26回天皇杯・皇后杯実行委員会を通じて

日本バレーボール協会に申請申し上げます」と発表。

処分に関しては「事実確認が完了次第、当社として厳正に対処する所存です」

としている。