国際オリンピック委員会(IOC)は8日、モナコで臨時総会を開き、

実施競技選定や大会招致の見直しを柱とする40項目の改革案

「五輪アジェンダ2020」を承認した。

出席したIOC委員が全て満場一致で支持した。(時事通信)


 開催都市が追加の実施競技・種目を提案できる案が承認され、

2020年東京五輪で野球・ソフトボールが復活する道が開けた。

夏季大会で現行28競技の上限を撤廃し、

選手数を約1万500人に抑えた上で約310種目が上限となる。

選手数については、

開催都市による提案で実施競技・種目が追加された場合、

運営面と財政面で問題がなければ1万500人を超えても認められる。

 招致改革は既存施設と仮設会場の活用、

一部競技の国外開催容認など経費削減を目指す内容。

テレビの五輪チャンネルやIOC委員の定年延長も承認された。


 改革案40項目が全て反対も棄権もなく承認されたことを受け、

バッハ会長は「いい意味で驚かされた。

この改革を成し遂げて前に進もうという、委員の強い意志が表れた」と振り返った。