政府は3日付で、秋の叙勲受章者4029人を発表した。

旭日大綬章には

地方創生の政府有識者会議委員を務める坂根正弘コマツ相談役(73)や

平田健二前参院議長(70)、竹内行夫元最高裁判事(71)ら6人が選ばれた。

瑞宝大綬章は林貞行元駐英大使(76)が受章した。


 芸能・文化分野の旭日小綬章は、

歌手・俳優の加山雄三(本名池端直亮)さん(77)、

女優の樹木希林(本名内田啓子)さん(71)、

女優の浜木綿子(本名香川阿都子)さん(79)、

「ドカベン」で知られる漫画家の水島新司さん(75)らに贈られる。


 産業分野では、

2020年東京五輪招致委員会専務理事を務めた

水野正人前ミズノ社長(71)が旭日中綬章に選ばれた。


 受章者の内訳は、

大綬章7人、重光章46人、中綬章303人、

小綬章871人、双光章1532人、単光章1270人。

女性の受章者は370人で全体の9.2%。

民間の受章者は43.6%で、03年の制度改正以降で最高になった。


 外国人叙勲は30カ国・地域から57人(うち女性13人)が選ばれ、

インドのシン前首相(82)が桐花大綬章を受章。

外国人叙勲での桐花大綬章は4人目で、米国人以外では初めてとなった。

このほか

知日派で知られる元米国防次官補のジョセフ・ナイ米ハーバード大教授(77)に

旭日重光章が贈られる。


 大綬章の親授式と重光章の伝達式は5日に皇居で、

中綬章以下の伝達式は7日から関係府省などで行われる。(時事通信)