長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、

長野県警は28日、山頂付近で心肺停止状態だった31人を発見した。

このうち4人を麓に運んだが、死亡が確認された。

県警などは、二次災害の恐れから、

同日午後2時すぎ、この日の救助活動を打ち切った。

29日朝、残る27人の救出を再開するとともに、

他に巻き込まれた登山者らがいないかの確認を進める。(時事通信)


 県警によると、死亡したのは

、会社員浅井佑介さん(23)=名古屋市中村区亀島=、

同・三浦勇さん(45)=岐阜市次木=、

同・林卓司さん(54)=長野県塩尻市峰原=、

無職横田和正さん(61)=同県松本市中川=の4人。


 山小屋などに避難していた登山者らは全員、救助されたか自力で下山した。

ただ、長野県側の下山者のうち30人が重軽傷を負い、

岐阜県側でも10人が重軽傷という。


 気象庁によると、御嶽山は28日午後も噴火が続いており、

上空約300メートルに達する噴煙が確認された。

政府は同日、災害対策基本法に基づく対策本部を設置。

首相官邸は官邸連絡室を対策室に格上げした。