覚せい剤や合成麻薬MDMAを使用したなどとして、
覚せい剤取締法違反などの罪に問われた
歌手ASKA被告(56)=本名・宮崎重明=の判決が12日、
東京地裁であった。
植村幹男裁判官は「違法薬物に対する依存性は深刻だ」として
懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。(時事通信)
植村裁判官は
「常習性もかなり高い。
所持していた麻薬の量は相当多量で、刑事責任は重い」と指摘。
一方で、ASKA被告が起訴内容を認め、
薬物依存からの脱却に向けた治療を受けていることなどから、
執行猶予を付けた。
言い渡し後、植村裁判官は
「大切なものは何なのか、一から考えてほしい」と語りかけた。
ASKA被告は8月28日の初公判で、
「2010年夏に初めて覚せい剤を使った。
自分の意思だけではやめられず、今後も治療に専念する」
と述べていた。