来春スタートのNHK連続テレビ小説「まれ」のヒロインに

女優の土屋太鳳が選ばれ、31日の記者会見に出席した。

パティシエを目指す主人公を演じる土屋は

「プレッシャーは感じるけれど、チームの一員として

作品を作ることに集中したい。役と一緒に成長していけたら」

と抱負を語った。(時事通信)

〔写真特集〕ヒロインは土屋太鳳さん~2015年NHK朝ドラ~

 土屋は東京都出身の19歳で、

2008年に映画「トウキョウソナタ」でデビュー。

これまでにNHK大河ドラマ「龍馬伝」や朝ドラ「おひさま」などに出演。

放送中の「花子とアン」ではヒロインの妹ももを演じている。


 2020人が参加した「まれ」のオーディションでは、

最終審査で「チャンスを下さい」とアピールしたという。

前日、ヒロインに決まったことを知らされると「涙が止まらなかった」そうで、

「オーディションが終わってから、『まれ、来い』と祈っていた。

地道にコツコツやってきて、やっとまれちゃんに会えた気がした」と笑顔。

「花子とアン」のヒロイン吉高由里子に報告すると、

「(吉高は)号泣し、『涙が止まらないよ』と喜んでくれた」

とのエピソードを明かした。


 「まれ」は石川・能登地方が主な舞台。

ヒロインの希(まれ)が、

世界一のケーキ職人になることを夢見て都会で修行を積んだ後、

故郷の石川県輪島市で小さなケーキ店を開く姿が描かれる。

「クロサギ」「Tomorrow~陽はまたのぼる~」などのドラマを手掛けた

篠崎絵里子さんのオリジナル脚本で、

同県七尾市出身のパティシエ、辻口博啓さんが製菓指導に当たる。


 土屋は役どころについて、

「夢は現実から生まれると思っている現実的な女の子」とコメント。

日ごろから

「(撮影現場で)チョコとかクッキーを作って差し入れをしています」としつつ、

パティシエ役に関しては

「不器用なので手が震えないように鍛えようかなと思う」と話した。


 撮影は秋から始まり、放送開始は来年3月30日の予定。