岡山県警は19日、

今月14日から行方不明になっていた

同県倉敷市の小学5年の女児(11)を

岡山市内で無事保護した。

県警は監禁容疑で、

一緒にいた同市北区楢津、無職藤原武容疑者(49)を

現行犯逮捕した。

藤原容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。

県警は動機や詳しい経緯を調べる。(時事通信)


 県警によると、

発見時、女児は容疑者宅の1階洋間で、

横になってテレビを見ていた。

藤原容疑者も同じ部屋にいた。

女児は病院に運ばれたが、けがはないという。

ランドセルや携帯電話などの所持品は見つかっていない。

藤原容疑者は女児と面識がなかったとみられる。


 逮捕容疑では19日午後10時20分ごろ、自宅に女児を監禁した疑い。


 県警によると、女児の母親(39)が6月上旬、

自宅近くでシルバーの不審な車を目撃。

母親が覚えていたナンバーから数十台の車を調べたところ、

藤原容疑者が浮上した。

容疑者の自宅にはシルバーの車があった。


 藤原容疑者はイラストレーターを自称し、1人暮らしとみられる。


 女児は14日午後4時ごろ、

母親に「これから帰る」と電話して1人で下校。

同4時半ごろ、女児とみられる子どもが

自宅近くで男と立ち話をしている姿が目撃されたのを最後に、

行方が分からなくなった。


 県警は15日夜、公開捜査に踏み切り、

女児が持っていた

全地球測位システム(GPS)機能付き携帯電話の位置情報などを頼りに、

捜査員延べ700人を投入して大規模な捜索を続けていた。