韓国南西部の全羅南道・珍島近くで起きた客船沈没事故で、

女性乗務員と男子高校生に加え、

新たに男性2人と女性2人の死亡が確認され、死者は計6人となった。

安全行政省は16日午後、乗っていたのは約460人で、

安否確認が取れていないのは280人を超えていると発表した。

救助されたのは170人以上となっている。


 安否が未確認の人は、船内に残っている可能性があるほか、

民間の船舶に救助されて集計から漏れている可能性もある。


 当局は、約200人の潜水要員を投入、

海難救助隊などによる船内の確認作業が行われているが難航している。

船体を引き揚げる大型クレーンの準備も進めている。

米軍の強襲揚陸艦も、韓国側から要請があれば救助活動に協力する構えだ。

(時事通信)


 客船は仁川から済州島に向かう途中の16日午前、

横倒しになり、沈没した。

安全行政省によると、

修学旅行中の高校生325人と教師15人のほか、一般客らが乗っていた。

事故現場の水深は37メートルだった。


 聯合ニュースによると、船の前方で衝撃音がし、徐々に傾きだしたという。

事故当時、天候は良く、暗礁もない海域だったという。

聯合ニュースは、船自体にトラブルが生じたか、

外部要因があった可能性を指摘した。