ドイツ・ブンデスリーガは

現地時間1日(以下現地時間)に第23節の6試合が行なわれ、

首位バイエルンは内田篤人が所属する4位シャルケに5対1と大勝を収めた。

バイエルンは前半に4得点を挙げるなど

圧倒的な攻撃力を見せてリーグ戦15連勝を記録するとともに、

昨季から続くリーグ無敗記録を48に伸ばした。

負傷中の内田はこの試合を欠場している。ロイター通信が報じた。

 ホームにシャルケを迎えたバイエルンは、

22試合で61得点と群を抜く攻撃力のメンバーがこの日も活躍した。

開始早々の3分にアラバがFKを直接決めて先制に成功すると、

その後も、15分にロッベン、24分にマンジュキッチ、28分に再びロッベンと続き、

前半だけで4得点を記録。

69分にはオウンゴールで1点を返されたものの、

77分にPKを得るとロッベンが冷静に沈めてハットトリックを達成し、

一方的な試合運びで白星を挙げた。

 ロッベンは独『スカイ』に対し

「前半はバイエルンに来てから見たなかでも、最高といえる出来。

相手に攻勢を掛け、プレーをさせなかった」と満足げに語っている。

 一方のシャルケは、

前月26日に行なわれ1対6で敗れた

レアル・マドリー(スペイン)との

チャンピオンズリーグ(以下CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグに続く

大量失点での黒星。

強敵相手とはいえ、ここ2試合で11失点と守備が崩壊しており、

早急な対策が必要とされている。

 2位レヴァークーゼンは岡崎慎司が所属する9位マインツに0対1で敗戦。

37分にチュポ・モティングに先制ゴールを奪われると、

最後まで追い付けずに3連敗を喫した。

勝利したマインツは3戦負けなしで6位浮上。

CL出場圏内の4位につけるシャルケに勝ち点4差と迫った。

岡崎は先発フル出場している。

 3位ドルトムントは

清武弘嗣と長谷部誠が所属する12位ニュルンベルクを3対0で下した。

ドルトムントは51分にフンメルスが先制点をマークすると、

64分にレヴァンドフスキが今季リーグ戦15ゴール目となる追加点で相手を突き放し、

83分にはムヒタリアンがダメ押しのゴール。

前節ハンブルガーSVに完敗したショックを振り払った。

なお、前節ゴールを決めた清武は先発フル出場したものの、

2戦連続得点とはいかず。

ケガで日本に帰国中の長谷部は、

前日にひざの再手術が無事に終了したことを公式ブログで報告している。

 この結果、勝ち点を43から伸ばせなかったレヴァークーゼンが3位に後退し、

代わってドルトムントが同45で2位に浮上した。

しかし、首位バイエルンと2位ドルトムントの勝ち点差は

11試合を残した段階で「20」に。

バイエルンは昨季6試合を残して戴冠を果たし、

ブンデス史上最速での優勝を決めたが、

今季はその記録を更新するのではと注目されている。

 そのほかの試合では、

6位ボルシアMGは最下位ブラウンシュヴァイクと1対1で引き分けた。

24分に先制したボルシアMGだが、

52分に味方のバックパスを受けたGKシュテーゲンがコントロールを誤り、

そのままゴールに入れてしまう。

このまま試合は終了し、ボルシアMGとしては手痛い引き分けとなった。

昨年にドイツ代表としてプレーした国際親善試合のアメリカ戦でも

同じような失点を喫していたシュテーゲンは試合後

「チームに謝ることしかできない。僕はミスを犯した」とコメントしている。

 14位ブレーメンと16位ハンブルガーSVによる通算100度目の「ノルト・ダービー」は、

1対0でブレーメンに軍配。

8位アウクスブルクと酒井宏樹が所属する11位ハノーファーの一戦は

1対1の引き分けとなった。

前日の試合では、

細貝萌が所属する7位ヘルタ・ベルリンが17位フライブルクとスコアレスドロー。

細貝、酒井はともに先発フル出場を果たしている。