人気アイドルグループ・AKB48の仲谷明香(なかや・さやか、21)が
グループを卒業することが2日、わかった。
同日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われたチームK公演で自ら発表した。
声優になる目標に向かって、6日に行われる劇場公演をもって卒業。
同日に所属事務所も退社する。(オリコン)


 声優になる明確な目標を公言してきた仲谷が、
目標を本業とする第一歩としてグループを巣立つ決意を固めた。
終演後には自身のブログを更新し
「やっと決心出来る出来事に出会えました。
大好きなアニメの声優オーディションです。もう始まってて。
受かる保証は全くありません。でも、本当にやりたいことだから。
この今の恵まれた環境を投げ打ってまでやりたいと思いました」
と卒業を決めた経緯を説明。

 同時に事務所を離れることについては、
オーディション応募規約に「プロダクションに所属していない方とあるので、
決めました」とキッパリ。
「本当にゼロからのスタートです。
でも今までやってきたことがあるから頑張れると思います」と強い決意を表明した。

 所属事務所Mousaも公式サイトで
「3月6日をもちまして仲谷明香はAKB48を卒業、
並びに弊社との契約も終了致します。
所属事務所として、本人の強い意向を理解し、
承諾させて頂く形となりました事を御報告申し上げます。
これからも、仲谷明香への変わらぬ応援を宜しくお願い致します」
と理解を示している。

 2011年にグループ総勢200人が参加した、
主人公9人の声優を決める最終公開オーディションに合格した仲谷は、
昨年4月期に放送されたTVアニメ『AKB0048』、
放送中の『~next stage』(tvkほか)に出演。
主題歌を歌う“声優選抜”ユニット「NO NAME」として、
昨年8月にCDデビューもした。
関係者によると、同アニメのアフレコは先月までにすべて終了。
レコード会社との専属契約はないことから、
2ndシングル「この涙を君に捧ぐ」(4月10日発売)には参加する。

 卒業生・前田敦子(21)と中学の同級生だった仲谷は、
2007年4月に3期生として渡辺麻友(18)、柏木由紀(21)らとともに加入。
シングル選抜歴がなく、第1~3回「選抜総選挙」では、
いずれも上位40位圏外だった自身の葛藤を赤裸々に綴った自叙伝
『非選抜アイドル』を昨年4月に上梓しヒット。
同6月の総選挙では36位に入り“初当選”した。