声優の坂本真綾さんが27日、
仏の影絵アニメーション映画「夜のとばりの物語」(ミッシェル・オスロ監督)の
ブルーレイ(BD)&DVD発売記念イベントに登場。
日本語版の声優を務めた坂本さんは
同作品で声優に初挑戦した俳優の西島秀俊さんについて
「西島さんはしゃべる馬の役だったんですが、神秘性がうまく声に出ていて。
まっすぐな心根を持つ馬の役で誠実さと神秘性が表現されていた」
と西島さんを絶賛した。

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 「夜のとばりの物語」は
「キリクと魔女」「アズールとアスマール」で知られるオスロ監督による、
テレビシリーズとして作られた5本に、新作を加えた六つの物語のオムニバス映画。
好奇心旺盛な少年と少女が夜な夜な古い映画館で六つの世界の主人公となって、
映画技師とともに愛の物語を紡いでいく。
BDは2D、3D版ともに4935円、DVDは3990円で12月5日発売。
また、同映画の続編「夜のとばりの物語-醒めない夢-」は13年1月19日公開。

 坂本さんは「少女という一つの役を演じているが、
(少女が)劇中で何役も芝居をしていくので、何役も演じている感じでした。
難しかったですが、やりがいのある役でした」と振り返り
「だんだん見ていると影絵の(キャラクターの)表情が分かってくる。
影絵の想像力はすごいものだと思いました」と話した。
三鷹の森ジブリ美術館の中島清文館長も出席し
「想像力を沸き立たせてくれる作品。
いろいろな解釈ができる作品なので、自分なりの解釈で見ていただけたら」
と作品をアピールした。(毎日新聞デジタル)