オーランド・マジックは現地3日、敵地でマイアミ・ヒートと対戦。

24点ビハインドで迎えた第3Q残り約9分から15分間で

40対9の猛チャージを披露し、99対96で逆転勝利を納めた。

マジックは、連勝を4に伸ばし今季成績を40勝22敗としている。

 前半はヒートがペースをつかみ63対45と大差で後半に突入。

第3Q序盤はヒートがさらに得点を重ね、

残り8分57秒にはレブロン・ジェームスがダンクシュートを決めて

73対49と24点リードに広げる。

しかし、ここからマジックが怒とうの猛反撃を開始。

ジェイソン・リチャードソンのスリーポイントシュートを皮切りに

22対7のランに成功し、第3Q終了時には9点差まで詰め寄った。

 第4Qに入ってもマジックの勢いは衰えず、

リチャードソンの2本のスリーで3点差まで迫ると、

ギルバート・アリーナスのスリーでついに同点に。

ライアン・アンダーソンのレイアップシュートで逆転に成功すると、

アリーナスが再びスリーを沈めるなど

残り約6分半の時点で89対82と7点のリードを奪う。

第3Q終盤から第4Q序盤にかけての15分間で

ヒートが9得点に留まったのに対し、マジックは驚異の40得点を挙げた。

最後はこのリードを守り切って大きな1勝を手にした。

 個人成績では、

6本のスリーを決めたリチャードソンがチーム最多の24得点を記録。

司令塔のジャミーア・ネルソンが16得点、7アシスト、

大黒柱のドワイト・ハワードは14得点、18リバウンド、

アリーナスは11得点をマークしている。

 一方のヒートは、今季18敗目(43勝)。

レブロンが29得点、ドウェイン・ウェイドが28得点と気を吐いたが、

マジックの猛攻の間にことごとくシュートを落とし逆転負けを喫した。

また、新加入のマイク・ビビィがヒートでのデビューを果たしたが、

19分間で3得点、1アシストに留まっている。

この敗戦で今季の対マジック戦が2勝2敗となったヒートは、

サウスイースト・ディビジョンで2位のマジックに3.5ゲーム差に詰め寄られた。

(STATS-AP)