ジョンソン・ワグナー(米)がプレーオフを制し3年ぶりの優勝を飾った。

 世界ゴルフ選手権(WGC)の裏で行われていた米男子ツアーの

マヤコバ・ゴルフ・クラシック at リビエラ・マヤ-カンクン

(メキシコ、エル・カマレオンGC at マヤコバ)は

現地時間27日、最終ラウンドの競技を終了。

前日単独トップに立ったワグナーが

ノーボギーの4アンダー67で回ったものの、

2打差の3位タイから追い上げたスペンサー・レビン(米)が

6アンダー65をマーク。

両者通算17アンダーで並び、決着はプレーオフにもつれ込んだ。

その結果、サドンデス1ホール目でパーをセーブしたワグナーがレビンを下し、

2008年シェル・ヒューストン・オープン以来となる優勝で

ツアー通算2勝目を挙げた。

 通算14アンダー単独3位には

米チャンピオンズツアーで活躍する53歳のジョン・クック(米)が食い込み、

通算13アンダー単独4位に2日目のトーナメントリーダー、クリス・ストラウド(米)。

また、元全米プロチャンピオンのデビッド・トムズ(米)が

ローリー・サバティーニ(南ア)、ブライアン・ゲイ(米)らと共に

通算12アンダー5位タイに入っている。(ISM)

 勝ったワグナーは2006年のネイションワイドツアーで賞金ランク2位となり、

翌年からレギュラーツアーに昇格。

デビューイヤーから100万ドル以上稼いで楽々シード入りを果たし、

2年目に初優勝を飾るもその後低迷。

一昨年、昨年と極度のスランプに陥りシード落ちの屈辱を味わった。

しかも昨季は賞金シード圏内ぎりぎりアウトの126位と、

ほんのわずか足りずにシード権を逃すことに。

再起を誓った今季はソニー・オープン・イン・ハワイ、

AT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマで2試合連続予選落ちを喫し、

復活のメドさえ立っていなかった。

そんなどん底から這い上がってつかんだ優勝に

「緊張したけど勝てて良かった。

このコースは自分にすごく合っている」と喜びもひとしおだった。